満月の光を浴びて、銀色の羊は、
銀色の羊の皮を脱ぎ捨てて、狼男に変身。
美男の俳優の生血をたっぷりと吸ったドラキュラ伯爵夫人とワルツを踊ります。
蝙蝠達に誘われ、お月さまのバーで、ひとやすみ、ひとやすみ。
紅薔薇のワインで、伯爵夫人と乾杯!
片耳の折れたうさぎは、
月のたんぼで、蛙さんの育てたもち米で作った御餅を、
月のうさぎさんからいただいたので、
雪のお塩を、さらさら振りかけ、ぱくぱく食べてしまいました。
桔梗(ききょう)の花に宿った朝露でつくった御酒を、タラフク飲んで、
へべれけになった片耳の折れたうさぎを、お月さまは、苦笑い、苦笑い。
お月さまは、雨降りの薄雲、雨雲従えて、
月のうさぎさんのお帰りをひとりで、御酒を飲みながら、
ほんのり頬染め、待っています。
そんなこんなと待っているうちに、今日は十六夜立待月
お月さま・・・ちょっと遅れて、こんばんは。