先週末からの猛暑も一段落で、夏日には、なったものの、風は、湿度を帯びてきて、雨の予感を運んでくる。
朝の6時に、就寝して、お昼過ぎに目覚めた。
先週末から今週初めにかけて、昼近くになると暑くて、寝ていられなかったのが、気温が、30度に満たないとよく眠れる。
目覚めて、窓を開けると、初夏の風が、ここちよい。
ふんわりと花の香りがする。
自宅裏の雑木林を抜ける風は、少し冷たい。
涼風、涼風・・・と喜んで、随分寝たのに、再び、身体を横にして、風に身を任せる。
今頃の風は、なんでこんなに気持ちがよいのだろう・・・と改めて思う。
これから、夏の日差しに焙られた熱風が、やってくる前の・・・穏やかなひと時。
Far East(東の辺境)・・・極東に棲む我が身なれど、この風の爽やかさは、やはり、地中海か・・・。
エーゲ海よな・・・(訪れたことはないけれど)。
そんなイメージを抱きながら、午後から夕刻過ぎ・・・陽は、落ちたもののまだまだ明るさの残る夏至前の・・・季節の中を揺蕩(たゆと)うようにして過ごしている我が身を不思議に思う。
・・・以前なら、午後には、イライラと仕事をし、帰宅してからは、時間がない・・・!とイラ立ちながら、夕食の支度をして・・・疲れ果てても眠れぬ夜を迎えていたのに。
もしかすると・・・。
私は、間違っていたのかもしれない。
去年まで、存在した場所は、私を必要としていない。
そして、私も・・・たぶん、今は、あの場所を必要としていない。
いづれにせよ、御目出度い相互理解でもある(少し違うか・・・?)
・・・それにつけても。
何故に、私は、これ程、風を感じるのが好きなのだろうか?