昨日の宵の内から、本格的な雨が降り出して、雨音で、目が覚める。
明け方に、眠り、昼過ぎに起きて・・・などと、ハナハダ、不健康な暮らしにどっぷり・・・と浸かっている。
シャワーのように、シャワシャワ・・・と降る雨の音など、聞きながら、今年の梅雨は、まだまだ、雨が降るのだろうか・・・などと、愚にもつかぬ事など考える。
・・・考える・・・考える・・・考える・・・別に、どうでもいいことを考える・・・。
ふと・・・。
このまま、働きもせず(・・・多分、働けないだろうと思う)、最終的には、手許に残ったものを売却するとしたら、どれくらいになるのだろうか・・・などと、再び、愚にもつかぬことなど、考えて、安っぽい宝石箱の中の安価な貴金属を眺めながら、電卓を取りだし、買値の合計を計算する。
・・・よくもまぁ・・・こんなガラクタばかり買ったものだなぁ・・・。
売値は、1/10以下として・・・。
なんだ・・・こんなもんか・・・と思う。
2ヶ月分の生活費くらいにしかならないのか・・・。
一番、高値で引き取ってもらえそうなのは、母から譲られたプラチナのネックレスと、相方から贈られたダイヤモンドリング・・・だと思うのだけれど(プラチナの重量が重いから)。
これは、最後の最後まで残しておこうと思ったりする。
自分で、買ったものは、二束三文・・・もってけ泥棒!ってか・・・。
可愛いルビーのリングも、イエローダイヤモンドの花のリングも、1m20cmのパールのネックレス・・・(これは、今書いていて気が付いたのだけれど、1cmあたり、1000円という計算になるようだ・・・一粒約900円だったのね?)も、二束三文のガラクタだったのだ・・・。
そう言えば、先日。
自分自身では、購入した記憶の全くないエメラルドとダイヤモンドで、構成されたプラチナ(850)のリングが、出てきた。
義妹の忘れものかと思って、聴いてみたが、違うという。
サイズは、合わないけれど、デザインは、好みなので、気に入って、相方と食事をするときに身につけて出た。
『随分、ひどいエメラルドだね。』
ちらっと、見たけなのに、相方から、ダメ出しを喰らった。
そうなのだ・・・このエメラルド。
風化が酷く、色ムラもあって、現地で、100円か200円・・・高くても1000円もしないだろう・・・と思う。
それでも、私には、良く似合っているのだ。
こんなザツなエメラルドで、満足しているような安っぽいオンナなのだ・・・私は・・・。
雨の夜な夜な・・・こんな日々である。