鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

Vendémiaire ヴァンデミエール(葡萄月)

2014-09-02 22:51:33 | Weblog

暑さ戻る・・・。


葡萄月(ぶどうづき)。
フランス革命暦で、ヴァンデミエールは、9月22日頃から、翌10月の22~24日頃までの時期のことで、今書くのは少し早いかも知れない。
西洋占星術の各星座の区切りにもにているかも。天秤座?あたりに該当するのかな?

葡萄月というから、かのフランスでは、ヴァンデミエール、9月下旬頃が、葡萄の収穫時期になるのだろうか?

私の居住地(関東のやや北部)では、8月下旬になると、そろそろ巨峰が出回る(出始めは、7月の末頃から、8月の初旬にかけてだけど、やはり高額で、ひとふさ、1000円くらいする)。

県の西南には、フルーツ・ロードと称する葡萄の栽培が盛んな土地が近いし、隣町には、果樹園などがあって、秋の週末、祝日などには、道路沿いに果物を売る農家のテントが、出る時期でもある。夏場は、とうもろこしやトマトなんかも売っている。

数日前、家人のお友達から、大粒で、大ぶりの巨峰を、三房ほど、いただいた。
冷蔵庫で、冷やして食すと、夏バテ中の食欲不振の時でも、すんなりと食べられる。

私は、葡萄の中では、巨峰が一番好きだ。

子供頃、葡萄と言えば、小粒で、タネのないデラウェアしか存在しなかった。
いや、各種存在はしていたのだろうけれど、高級ブドウは、我が家には、やってこなかった。
だから、葡萄=デラウェアで、コレもお盆頃から出始めて、夏の終わりから、秋の果物だった。
みずみずしく、美味しい葡萄で、食べやすく、夏には、丁度いい。

長じてからは、マスカット オブ アレクサンドリアなる薄い緑色をした綺麗な葡萄を知る。
見るからに高級そうな葡萄である。
特に香りがよい。
紅茶にも、このマスカットの香りを彷彿とさせる高級茶葉があるらしい。
ヴィンテージ・ダージリン・・・だったと記憶しているけれど。違うかも・・・?

紅茶で、マスカットの香りなんて・・・。なんて、なんて贅沢なのでしょうかねぇ。

先日、お月見会で、マスカットとマスカルポーネチーズを合わせた前菜をいただいた。
普通デザートでしょう?マスカットって。

マスカットとチーズ・・・。
こんなに合うとは、つゆ知らなんだ。
お店で出されるものは、本当に小さな器に、一粒か二粒。
それでも、充分に満足できた(後から、ボリュームのあるお料理が続いたので)。
自宅では、そうはいかない。
少なくとも・・・ひと房の半分くらいは、食べてしまいたのだ。

・・・ヴァンデミエールには、ちと早いけれど、葡萄談義。