真夏には、まだちょっと早い今頃の時期の夕方は、何故だか、少しセンチメンタルになってしまう。
夏の終わりの寂寥感、終わってしまう寂しさとは、全く別の・・・モラトリアム的?寂寥感なのだろうか・・・と訳のわからぬことを、考えてしまう・・・そんな夕暮れ。
センチメンタルのオオモトは、永○園の『焼肉ふりかけ』である。
家人が、購入してきたこの『焼肉ふりかけ』は、焼き肉のタレベースの濃い味のふりかけ・・・であった。
焼肉の味は、するのだが、原材料に、焼き肉は、入っていないようで、大豆を焼肉に見立てて・・・みたいな・・・モドキもの・・・精進料理なんかで、よくある・・・小麦粉のグルテンの食感で、肉料理を思わせるとか、鰻っぽくするとか・・・。
動物性たんぱく質を使わず、植物性タンパク質で、代用する・・・という・・・あんな感じ。
久々に白いご飯にかけて食べたくなった。
今宵の夕食に、家人は、カレーが食べたいというので、先週だか、先々週だかに作ったカレーの残りを冷凍したものを解凍し、サラダとゆで卵を供し、私は、焼き肉ふりかけとサラダとお豆腐で、簡単に済ませた・・・。
白いご飯に、パラパラと焼肉ふりかけをかけて、イザ・・・。
寂寥感が、襲ってきた。
実は、私が食べたかったふりかけとは、全く別物であることが、わかってしまった。
私が食べたかったのは、実は、丸●美屋の『すきやきふりかけ』だったのだ。
わたしは、のり玉よりも、すきやきふりかけの方が好きだったのだ。
少し甘っぽい味の・・・。
でも・・・。
私の食べたいすきやきふりかけは、今のすきやきふりかけでは、ないのだろう。
昔のすきやきふりかけとは、たぶん、別物なのだろう・・・と思う。
・・・それにつけても・・・どうして、焼き肉ふりかけを、すきやきふりかけと勘違いしたのだろうか・・・?
一袋(100g)の殆どを残して・・・たぶん、もう食べることは、ないのだろうと思うと、ますます寂寥感が募ってくる初夏の夕暮れどき・・・。