鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

花火見物

2015-07-26 23:33:07 | Weblog

連日猛暑日。

今日は、日曜日だけれど、休日出勤の相方の手伝いで、午前10時から午後6時半迄、小口現金出納帳の記帳、滞納税金のデータ化(先週、相方の留守中に国税局のヒトが来て、会長と社長のオーナー親子に、かなり厳しい脅し?を掛けたらしい)などを手伝い、夕刻より、食事。
社屋の屋上で、花火見物。

我が居住地は、北関東では、わりと有名な花火ドコロで、主催者側の発表だけれど、推定40万人のギャラリー云々という記載が、HPに掲載されていた。

40万人?あの狭い河原の河川敷には、満員電車よりも過酷?な花火見物の観客が詰めかける・・・のは、間違いないが・・・。

暑さとヒトで、身動きできないから、具合が悪くなるのは、目に見えている・・・ので、長い事在住しているけれど、河川敷で、直の花火を見たのは、3回くらいだろうか・・・。

そんなことを相方に言ったら、

『だったら、この会社のビルの屋上で、観ましょう。打ち上げの場所によっては、1カ所だけ、邪魔するビルがあるけれど、そこさえ、クリアすれば、よく見えるはずです。』

相方の会社の近くのファミレスで、食事をしていると、花火は打ち上げられはじめていた。

会社に戻り、屋上に椅子を運んで、熱気は、帯びているものの夜風が気持ちいい。

花火は、次々に上がり始めた。
河川敷でないとほとんど見えない仕掛け花火(ナイヤガラだとか・・・)は、無理でも、打ち上げ花火は、とても大きく、綺麗だった。
何より、誰もいない日曜日の会社の屋上で、打ち上げ花火を独り占めである。
こんな贅沢は、めったにない。

来年もココで花火を見たいけれど、このビルは、既に、銀行のものである。
今は、家賃を払って、借りているけれど、本社ビルのように、買い手が見つかって、取り壊しをするかもしれないし、今年が最初で、最後の花火見物かもしれない。
そんなことを考えると、なんだか、切ない気がしてきた。

・・・それでも、花火は、綺麗だった。
昔(・・・いつの昔だ?)のように、ほぼオレンジ色一色しかなかった花火とは違って、
紫、緑、青、赤・・・色もさることながら、☆の形、花の形、スマイルマーク、熊さんの形、そして、可愛らしい猫の顔の花火まで現れた。


真夏の熱帯夜でも、風の立つ日の花火見物は、美しさと切なさの同居した宵である。