猛暑日続く。
熱帯夜の為、終日、自室の温度が、28℃を下回らない。
よく眠れず、頭痛がする。
終日、横になり、とろとろ眠ったりしているうちに、1日が終わる。
不毛と言えば、不毛の日々を送っている。
去年あたりから、演劇を上演する劇場から足が遠のき(無収入で、手許不如意のため、演劇どころではない)、映画が好きな相方のお相伴で、映画館という別の意味の劇場に足を運ぶことが多くなった。
演劇1回の料金で、映画だったら、7、8本は、観られる勘定だ。
割安と言えば、割安かもしれない。
それでも、以前(かなり昔だけれど)に比べたら、シネコンなどの台頭により、バラエティーに富んだ上映プログラム、座席の幅や椅子のクォリティーなどは、かなり向上しているようだ。
映画上映の前の予告編だとか企業のCMなどを見ていて、これは、演劇の劇場にはないものであるな・・・と思う。
中でも、映画会社???などの企画だろうか『貝社員』シリーズなどは、嗤ってしまう。
ものすごい陰気なブラックユーモア『ねた実そね美』などは、観ていて気持ちが悪い。
絵がものすごく穢いので、嫌いなのだが、オチでは、嗤ってしまったりする。
何故、貝社員だとか、ねた実そね美なのだろうか?
演劇よりも、映画人口の方が、圧倒的に多い。
1プログラムあたり1万円以上支払わなければ、座席に座れない演劇の劇場は、或る程度、お金に余裕のある一般大衆がターゲットだ。
それに比べて、映画館は、演劇人口よりも、安価な価格帯と言えなくもない。
幸せそうなバカップルや成金?とおぼしき親子のハワイ旅行前に、別に羨ましくもないし、全然、悔しくもないし・・・と、カップルや金持ち親子の破綻する未来を歌う、ねた実そね美兄妹デュオが、映画館のチケット売り場で、ギターを弾きながら歌う45秒のアニメーションである。
ターゲット層が一般大衆だから、それよりもステータスの高いネタは、やってはいけない。
扱下ろすのはOKなのだろう。
渦巻く大衆の不満を、チクっと刺激する・・・ブラックユーモアなのだろう。