鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

春爛漫-お花見ドライヴ・那須烏山(3)

2016-04-12 00:15:54 | Weblog

昨日の午前中から強風が吹き始める。少し寒いくらいで、桜も全部散ってしまったことだろう。


(一昨日からの続き)

展望台には、毘沙門堂があるらしい。

八雲神社の裏側に面した差山林道の幅1m位のコンクリート製の階段を上っていく。

コンクリートの階段の端っこには、そこから芽吹いた藤壺すみれが、小さな薄紫色の花を咲かせていた。

薄暗い山林道は、100段刻みに目印がついていて、200段目あたりから、ますます勾配がきつくなっていくようで、コンクリートが終わり、段差が、木枠に変わってきた。

『この山は、竹と広葉樹が混生してるなぁ。ちょっと珍しいかも・・・?』

相方は、まわりを眺めながらそう言った。
・・・んなこたぁ、どうでもいい。一体いつになったら展望台なるところへ行きつくのか・・・?
普段は、自室で、寝たり起きたりの生活だから、足が動かない。

『ここで待ってるから、うえ迄行って、写真撮ってきてよ?』

『そんなこと言わずに、もう少しだから、上りなさいよ。なんならオンブしてあげてもいいよ?』

『ふん。無理無理。一応、40キロは、あるし、最近少し太ったからね。』

わたし的には、もうさっさと下に降りて、市役所の駐車場に留めさせて貰った車の中で、少し休みたかった。


300段の目印の先にも、山林道は、続くばかりで、回りも全然見えないから、足許を眺めながら、息切れをさせながら、寡黙に歩く。

400段目を超える頃、やっと、展望台への道標があった。
大谷石で、出来た階段は、狭くて急だ。

ゆっくりと上っていくと、平らな土地に、鉄でできた螺旋階段の小さな展望台がちょこんと在った。
展望台を通り抜けると、烏山城亀山神社→という道標。ここから先は、下り道になるようだった。


本日の画像。
展望台から、烏山市内、那珂川を臨む。

まだ小さな桜の木が一本だけ、あった(画像一番手前の桜。コレが、1本だけ咲いていた)
わざわざ、ここへ植樹したものと思われる。

毘沙門堂は、狛犬が守っている。
鉄製の扉で、中を見ることはできなかった。