鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

剥がれた落ちたふたつの鍍金(めっき)~園遊会

2016-04-28 21:23:38 | 皇室

日付が変わる頃から、雨が本降りになって、時々、強風も吹いたりして、荒れ模様の連休前日。
気温も上がらず、しまい込んだタートルネックのフリースを再び、引っ張り出して着ている。

自分自身にないもの、身につかぬもの・・・があるとコンプレックスに陥る(コンプレックスに陥らない人もいるし、全く、スルーしてしまうひともいる)。

だから、ヒトは、過剰なまでに防御するのだろうか・・・。

鍍金(めっき)は、剥がれるものだし、やはり、本物の価値ある金属(金、プラチナなど)と、見てくれは同じかもしれないけれど。

アンティークジュエリーなどで、17世紀から18世紀頃の宝飾品の台座は、主に、銀細工で、銀は、空気に触れ続けていると、黒ずんできて変色してしまう。
ブローチだとか、指輪、ネックレスの留め具などに使われる銀は、変色すると服に色移りするから、鍍金(めっき)で、塗装する。

20年?くらい前(正確なところは不明だけれど)から、ゴールドという素材に、ロジウムだとか、他の金属を混ぜて、ホワイト・ゴールドなるプラチナと区別がつかない・・・金でありながら、プラチナの輝きをもつ金が、出現するようになった。

宝飾品の台座の主流は、金からプラチナへ移って行った。

プラチナの方が、流通量が少なくて、希少性があるし、加工がしやすく、強固なためらしい。

数年前からは、従来の金色をしたゴールドを、イエローゴールド、ピンク系のピンクゴールド、少し黄色味がかかったシャンパンゴールドなるカラフルな金地金が登場した。いづれも、金の他に、25%の混ぜ物をして、色を出すようだ。

レッド・ゴールドなる赤みを帯びた金地金を見たことがあるけれど、ピンク程、定着しなかったように思う。
私は、このレッドゴールドが欲しかったけれど、手許不如意で、買いそびれた。
それ以来、見かけたことがない。

以前、購入したホワイトゴールドの地金のリングの小さな石が、緩んでしまい、しかも、鍍金(めっき)が剥がれて、地の色が見えるようになってしまった。

修理に出そうかどうしようか、迷うところだけれど、塗装のし直しとなると・・・そうまでして、身に着けていたいかというと、そうでもない。

一応、18金だから、売却はできるだろうと思う。

・・・昨日。皇居では、春の園遊会が行われたようで、御病気で、療養中の東宮妃殿下が、数十メートル歩かれて、御退出・・・ということだった。

流れるニュース映像をみていると、かの妃殿下の視線は、キョロキョロ・・・態度は、おどおど・・・。

ヘコヘコなお辞儀。

一刻も早く、この場を去りたい・・・そう思っているのだろう・・・そんなカンジだった。

ハーヴァード大学、東大、オックスフォード、外務省、外交官・・・という肩書なのだろうけれど、それは、みんなニセモノで、あの妃殿下には、なにひとつ、本当に、自分自身で、身に着けたモノがないように見受けられる。

所詮、身についていないモノは、身についていないし、ニセモノを、ホンモノに見せようとしても、鍍金(めっき)は、剥がれ落ちるのである。
厚塗りされた鍍金(めっき)程、剥がれたときのギャップは大きいのだろうか。


中身がないなら、せめて努力で補う時間は、20年あったのに、結局、何も身につかず、若さが失われた今・・・何もないようである。

残ったのは、唯一その身についた脂肪と世間に知られてしまった無知蒙昧。

見ているのが、恥ずかしいというか、痛々しいというか・・・晒しものにされ、気の毒でもある園遊会だったようだ。

今上さんも東宮さんも、魂の抜けた抜け殻のようだし、女帝陛下も幽鬼のように、そして、恥をしらない醜悪な老婆となって、今上の腕を掴んでいた・・・見苦しいことこのうえなし。