一昨日、久々にフルタイム(8時間)労働してみたけれど、1日のうち8時間を仕事で、拘束されるというのは、大変なことだ。
自分の裁量で、行う仕事(たとえば、クリエイティブな仕事など)は、或る程度、時間が自由になるのだろうけれど、普通の会社にお勤めのひとなら、まず会社というところから、賃金が発生するから、決まった時間に出社して、決まった時間働いて、その対価を支払ってもらう・・・その対価が、適正であるか、否かは、働く人が決めるのではなくて、賃金を支払う側が決めることで、そこには、いろいろな『シラガミ』が、発生し、支払う側に気に入られれば、その対価は、標準より、ハネ上がり、不当に高くなったり(中には、とんでもない代償を支払ったり?)、支払う側に嫌われれば、不当に下がり、最悪は、解雇に至ったりする。
適正な労働対価というものの算出の基準が、支払う側にあるのだから、労働者は、どれだけ賃金を貰っていても、少ない・・・と感じる。
自分の価値は、こんなもんじゃない・・・と。
今回は、ゴールデンウィークスペシャル?勤務で、いつもの会計処理+3時間の肉体労働。
事務仕事の延長だけれど、機械的に、書類をシュレッダーにかけるという純粋な作業。
そこには、仕事に対する遣り甲斐とか、価値は、全く存在しない。
3時間で、何処まで、書類をシュレッダーで、裁断できるか・・・ただ、それだけである。
それ以上でも、それ以外でもない。
旧い書類(最古のものは、1994年)、次々にシュレッダーにかける。
設計会社のものだから、設計図面、仕様書、取引先との議事録・・・。
懐かしい名前なども発見して、暫し、ノスタルジーに浸りながら、当時を思い出したりした。
技術的には、古くなったものだから、流出してもかまわないものばかりだけれど、取引先の住所、電話番号、担当者、役職など、個人情報も含むマル秘のモノも多くて、外部への流出が、露見すれば、やはり問題になるものも多い。
枚数が多すぎると、紙詰まりを起こす。
紙詰まりが起きたら、逆回転させ、書類を戻す・・・そして、また動かすことを繰り返す。
裁断する紙質、サイズなどによって、一度に投入する量を、加減しなければならない。
クリップ、綴じ紐、ガチャダマなどで、止められている物は、外さなければならない。
基本、誰でも出来る仕事で、コレを8時間、自分の裁量(ペース)で、やれて、1時間1000円くらいもらえれば、満足できるかもしれない。
1時間780円(?少し前の県の最低賃金)だったら、やりたくないと思う。
それでも、普通なら、780円でも高額な仕事だ。
ゴールデン・ウィーク中だから、休出価格、会計処理とコミで、1日10,000円(時給換算1250円)で請け負った・・・。
何の価値も見だせないシュレッダー裁断作業である。
こんな何の価値のない仕事でも、今のワタシには有難い。