鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

2016冬ドラマ(4)/スミカスミレ

2016-05-09 05:05:26 | TV・ドラマ

金曜深夜枠は、ドラマの傑作が多い。

如月澄(松坂慶子さん)が、若くなると、如月すみれ(桐谷美玲さん)になる???

60歳の老婆(←昔は、老婆かもしれないけれど、今は、オバさん?)が、無きに等しかった青春を取り戻す・・・というストーリー。

家業の手伝い、介護で、自分を犠牲にして、自分を抑え、諦め続きの人生だった澄さん(松坂慶子さん)が、屏風に閉じ込められていた化け猫・黎さん(及川光博さん)との契約で、ハタチの身体に時間が戻り、青春やり直し。

意地悪な同級生と渡り合い、親友を作り、恋をして・・・。

でも、猫魂の飛び出す深夜23時から1時までの子の刻には、もとの60歳に戻ってしまう。


特出なのは、桐谷美玲さんの演技力だ。
ほんとうに、松坂慶子さん演じる澄さんが、若くなったかのような演技。
桐谷さんなのだけれど、60歳の松坂さんなのだ。

恋人になった真白くんに、ほんとうは、60歳で、彼のおばあさんの年齢だということを知られたら、拒絶されるかもしれない・・・幸せな中にも、澄さんは、不安で一杯だったりする。

化け猫・黎と恋人の雪白(小西真奈美さん)が、屏風に閉じ込められた来歴が、物語の中では、明かされず、不充分。

そちらの謎解きに奔走してくれるのかと思っていた天楽寺の霊能力者の御住職(小日向文世さん)の活躍が、最初だけなのが、至極、残念。

どちらかといえば、こちらをみたかった。

化け猫 対 霊能力者


森羅万象の掟からハズれているから、やはり、最後は、60歳の澄さんに戻るのかと思いきや・・・。

最近多いですかね?

タイムスリップして、戻って来なかったり、そのまま居ついちゃったり。
歴史変えちゃうでしょうが・・・。タイムパラドックスは、どう処理する???

60歳の澄さんと、20歳のスミレさんの戸籍だとか、どうなってんだろう?
(細かい矛盾が気になって仕方がない・・・つじつま合わせないのね。最近のドラマって・・・)