午前中は、晴れていたけれど、午後から、曇ってきて、秋(冬)晴れでもなく・・・それでも気温は高めの週明け。
私の居住する市内には、電車系交通網が、3線通っていて、駅と駅の真ん中あたりにある拙宅は、どちらの駅にも遠く、駅方面にでるには、バス路線にたよるしかなくて、やはり、車がないと不自由な場所で、なんでこんなところに家建てたんかい?と、電車に乗るたびに、親を恨んだりした。
ここに引っ越してきたときに、何故か、夜中に、電車の通過する音が聞こえてくる。
夜だから、数キロ離れたJRの線路から、最終の電車の音なのかなぁ・・・と思っていた。
♪1 いつもいつも通る夜汽車 静かな響き聞けば 遠い街を思い出す・・・
2 闇の中に続く灯り 夜汽車の窓の灯り 遥か遥か 消えていく・・・
小学校の音楽の時間に、『夜汽車』という楽曲を知り、なかなか郷愁をさそう、それでいて、明るさ?みたいなものがあるような気がしていて、不思議な明るさは、夜汽車の音を(たぶん)家の中か、床の中で聞いていると思われる歌詞が、これから眠りにつく安堵感があるようで、一日の終わりに、夜間、汽車に乗って、旅をするひとに想いを馳せる・・・というシュチュエーションの歌詞なのだろう(原曲は、ドイツの民謡らしいです)。
そんなことを思って、列車の響きを聴いて居たのだが・・・。
大きな思い違いであったことに、暫くしてから(十数年後)に気が付いたのだった。
JRのその路線だと思っていた電車の最終は、22時台で、深夜に、走ることはなさそうで、もしかしたら、貨物などの輸送列車だったのかもしれない。
それでも、深夜にかかる時間帯に、何故、電車の音が、こんなにも大きく聞こえるのだろう・・・というのが、長年の謎でもあった。
その謎が、氷解したのが、自宅の東隅から、西隅へと居室を変えたことであった。
現在の居室は、北側に窓があって、そこから眺めると・・・なんと500メートルくらい?先に、工場専用の引き込み線があって、貨物列車が、雑木林の中を、走っていくのを見たのだった。
この工場への引き込み線を、JR駅迄、引き込んで、市内の東側の新興住宅地、別名、O市の軽井沢?と呼ばれている???この地域と繋ぐ・・・というハナシが、あったのだけれど、その後、どうなったのだろうか?
浮上しては、消え、消えては、浮上するし、実現するのかしないのか・・・そんな(なおざりにされた)線路が、開通してくれれば、駅迄、ラクに行けて、都内へも近くなるのだが・・・と思ったりしたが、最近、都内へ出る機会も、殆どなく・・・。
なんだか、いつもタイミングが悪い・・・というか、生まれた時期が、悪かったのか・・・と、夜汽車(夜間貨物列車)の音を聴きながら、そう・・・思う。