鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

映画:秒速5センチメートル

2019-01-27 12:17:56 | 演劇・映画
 
風もなく、穏やかな冬晴れの日曜日。

・・・4か月ぶりに電車に乗りました・・・昨日と同じ出だしですが、電車に乗るには、自宅から一番近い駅に行くわけですが、我が居住地は、4本の路線が、交差する場所で、本日のタイトルである映画『秒速5センチメートル』にも登場します。

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この映画は、去年(・・・と言っても、先月の暮れに、テレビで、オン・エアされていて)、録画しておいたものを、元日にみました。

東京で、なかよしだった少年と少女が、少女の転校で、離れ離れになってしまい、更に、少年が、離島である種子島へ転校することになり、雪の降る日、少年は、東京の西から、栃木の岩舟町迄、少女に会いに行きます。

このアニメ映画の新海誠監督独特の緻密で、美しい背景描写、アニメーションの中にある透明な光、空気感に圧倒されます(テレビではなく、映画館で観たかったと思います)。

栃木ってどれくらい遠いんだろう・・・。

我が居住地は、映画の中で、東京から、岩舟に向かうための乗り継ぎの駅として、画面に登場します(因みに、我が居住地迄は、東京・新宿から快速で70分、新幹線だと50分前後です。でも、東京の西側からだと、物凄く遠くかんじるかもしれませんね。)

雪で、電車は、遅れに遅れます。

やっと乗り換えの駅につくも・・・4本ある1本のR線のホームは、駅の中の北西部にあり、日当たりも悪くて、暗いイメージがあります。

そのホームで、雪と、少女への思いで、階段下のホームにたたずみ、電車を待つ少年の不安な心理を、描写しています。

・・・そして、ちょっと天候が崩れると、すぐ止まってしまうのが、R線なのです・・・。


やがて大人になって、少女は、結婚式を控えて、両親のいる岩舟町に戻り、再び、東京へ戻る日の乗り継ぎの駅の場面が登場します。

雪の日、少年が不安で電車を待つ駅として描写されていましたが、少女には、春の光溢れる輝いた駅として、描かれていました。

この映画は、2008年の製作のようですが、あの頃と殆ど変わっていない街中を見ました(実際には、駅西口なんかは、結構、変わっているのですが・・・)。

春の光の降り注ぐ、駅周辺(主に東側の描写)・・・伊藤羊羹堂もちゃんとあったし・・・。

少年も大人になり、現在の仕事に疲れ果て、会社に退職願いをだしたようです。

もう、街ですれ違っても、お互いと気づくことはないのでしょう。
それでも、あの頃の思い出は、色褪せぬまま、そのままに仕舞われて、行くのでしょう。

少年と少女の乗り換えの中継点として描かれた我居住地の駅・・・。

今年の夏、新海誠監督の最新作『天気の子』が、公開予定だそうです。

『君の名は・・・』も記憶に新しいですが、公開が楽しみです。