鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

E・ガレの展覧会~ガレの庭 花々と声なきものたちの言葉

2016-05-18 21:56:23 | 藝術

昨日とは、全く正反対の乾いた夏日。


(昨日の続き)

雨の中、御老人達の集いの場・午前中の映画館で、まったり映画を見た後、お昼になったので、隣接のショッピングモールで、ランチ。

リーズナブルな和食を供してくれるお店は、ランチタイムとあって、10組待ち。

当初の予定では、森林公園だったけれど、強雨と寒さのため、予定変更で、午前中、映画をみて、さて、午後は、どうしようか・・・という作戦タイム?も兼ねている。

アボガドとサーモンを乗せたご飯で、最後は、だし汁をかけてお茶漬け風にして食べるメニューを注文。

雨いまだ止まず。

屋外には、行きたくないないから、美術館か博物館にしようか・・・。
スマートフォンで検索。

『博物館のテーマ展は、カニみたいですが・・・カニ・・・じゃあねぇ・・?蟹ってどうですかね。』

『食べるならいいけど。蟹の展示ねぇ。』

『美術館は、ガレ展だね。こっちにしよ。』



但し、美術館は、駐車場から、かなり歩く・・・。

雨は、午後3時には、上がる時間予報。

美術館の駐車場で、雨の勢いが弱まるまで、少し待っていたら、眠くなってしまった。

最近は、食事をするとすぐに眠たくなってしまう。

『ちょっとお昼寝してからね。』

雨の音を聞きながら、お昼寝タイム。
美術館の駐車場は、平日にも関わらず、来館者達の楽しそうな会話が聞こえている。

予報通り、午後3時前には、雨が上がった。

初々しい緑が一杯の美術館への歩道を歩きながら、ここへ来るのは、5回目になるのだろうか?

企画展は、長野の北沢美術館からの貸出品がほとんど(・・・というわけで、あの有名な『ひとよ茸』ランプは、貸してもらえなかったようだ)。

それでも、100年の時を隔てて、毀れずに現存する珠玉のアールヌーボーの作品群。

ガラスのもつ美しさを芸術の域に高めたエミール・ガレやドーム兄弟の作り出す色と輝き。

展示品のランプ類には、灯りをともして欲しかった。
数点のランプは、電球をつけての展示だったけれど。

他の作品もライトの当て方によっては、様々な美しさを堪能できただろうに・・・と少し残念に思う。

エミール・ガレは、宝飾品も手掛けたけれど、こちらは、宝飾品というよりは、オブジェとしての価値の方が高いのか・・・。

ガレが、好んだテーマが、蜻蛉(とんぼ)と、ひとよ茸など、野原に在る普通の小さな昆虫や植物で、蜻蛉を象ったテーブルの脚などは、仮面ライダーっぽさもあったりで、ちょっとユニークな展示品も。

アールヌーボー独特の曲線と繊細な花々の象嵌の家具類も特徴のひとつなのだろう。




映画『殿、利息でござる』

2016-05-17 22:17:05 | 演劇・映画

初夏の陽気から、一転、寒いくらいの気温、更に、本降りの雨。

今日は、珍しく、朝から相方と映画。

雨でなければ、県北の森林公園で、新緑の緑を楽しもう・・・という企画だったのだけれど、昨夜から降り出した雨は、朝から、本気を出して降ってくる。

この雨の中、家から出るのも、ウンザリ・・・なのに、森林公園でのウォーキングなんて、とんでもない・・・映画行こう、映画。

・・・と言う訳で、予定変更。

県央のシネマコンプレックスへ、『殿、利息でござる』を鑑賞。

私は、生まれて初めて、シネマコンプレックスの午前中の上映(ファーストショー・割引料金)をみることになったのだけれど、周りは・・・ほとんど70歳を超えているであろう・・・所謂、御老人ばかりであった。

若い方もチラホラ・・・いたけれど。

外は、雨。

シニア割引。

女性は、友達と連れだって、きゃぴきゃぴ・・・と言う訳ではないれど、

『今日の割引はいくら?』
『わたしちょっとお手洗いへ。』
『いってらっしゃい。いってらっしゃい。券買っておくからね。』

などなど、楽しそうな女子会?みたいな雰囲気のオバさん、おばあさん。

男性も3,4人ひとかたまりのグループのようだ。

その他の御老人は、おひとりさまだったりで、上映前のエントランスで、優雅に珈琲など飲みながら、平日の映画館でのひとときを楽しんでいるかのようにみえる。

午前10時のスペシャル上映は、『マイ・フェア・レディ』でした。
こちら目的のお客さんも多いのでしょうかね?
午前中の上映プログラムしかなかったけど。

御老人様達が列を作る券売機の前では、中年の女性が案内をしていて、機械が苦手なお客様対応に当たっていた。

そうだよな・・・ウチのハハ(母)だって、機械モノってダメだもんな・・・。


さて。本日のお題。

江戸時代中期の仙台藩・吉岡宿が、仙台藩直轄の領地でなかったために、仙台藩から助成金が給付されず、さびれはて、疲弊していく中で、仙台藩に千両(現・貨幣価値で、3億円)貸付、その利息を巻き上げるという奇策を考えついた菅原屋篤平治(瑛太さん)と造り酒屋の穀田屋十三郎(阿部サダヲさん)。

村を束ねる肝煎の幾右衛門(寺脇康文さん)、十三郎の叔父・十兵衛(きたろうさん)、寿内(西村雅彦さん)らを巻き込んで、私財を投じ、資金集めに奔走するが・・・。難敵の藩の役人(松田龍平さん)対吉岡宿仲間達の頭脳戦。

己を捨てて、ただ町のため、人の為。

十三郎の弟・浅野屋甚内(妻夫木聡さん)、先代で、十三郎と甚内の父親役に山崎勉さん)、母親役に草笛光子さん。

若き仙台藩主にフィギュアスケートのメダリスト・羽生結弦さん。

一昨年の『高速!参勤交代』とシチュエーション、キャストが、かぶるものの、お金と頭は、使いよう・・・お金に振り回されている現代人にとって、お金の使い方、お金で、人が動くのではなく、人がお金を動かす力を考えさせられる作品かもしれない。



第29回目の観月会&価値のない仕事②

2016-05-16 23:34:22 | 食・料理

昨日(15日)は、午後から、例の(拙ブログ/今月6日、10日記載分をご参照下さい)シュレッダーかけの仕事3時間、そのあと、月例の観月会へ。

1時間1250円で請けおった書類の細断作業だけれど、某企業の機密書類溶解サービスのコスト比較表を見て驚いた。

書類15000枚をシュレッダーで裁断する作業のコスト。
細断時間300分(その他、シュレッダーの紙詰まり直し、ホチキス針・クリップ外し、袋交換、ゴミ掃除など100分)

人件費(50円/1分):400分×50円=20000円という概算になっていた。
・・・ということは、1時間3000円の人件費なのか・・・。
(正社員だと、健康保険・労災保険・雇用保険・通勤交通費などの人件費から割り出されたのだろうけれど・・・?)
・・・ということは、単なるアルバイトで、1250円は、まあまあなのか(それほど、高い金額でもないのかもしれないし、単純作業だと高めかな?)・・・と思う。

正社員さんが、いかにコストが高いか・・・しかも・・・私の派遣されていた企業では、働かないひとばっかりだったから、労働力としては、高過ぎだよな・・・(などと思うけれど。そういう社風???だから仕方ないか・・・それで、派遣社員に向かって、自分たちの賃金は、安すぎ・・・と愚痴るから、それより少額で、仕事は、ほぼ倍?だから、やってられない・・・過去の話ですが・・・)

まだ、あと2箱あるんで、今週末も、作業に行きます。


今月は、日曜日だったから、観月会のお店は、混雑していた。

入店は、いつもより1時間早い18:00
まだ、外は明るくて、だんだん暗くなっていく初夏の夕暮れを、食事をしながらの堪能。

季節の筍、お刺身は、春かつを。
やわらかな春キャベツに、牛肉を包んで、ロールキャベツ風のトマトソースで仕上げた一品。
蕨(わらび)、薇(ぜんまい)などの春の野草の味わい。
もう鮎の季節。稚鮎と獅子唐の揚物。

いつも手の込んだお料理。
西の空には、沈んでいく彎月(わんげつ)。

たまに労働するとすぐ疲れてしまうのに、なかなか寝付けない。

会社員だったころが、奇跡!と思える今日この頃・・・。





夢うつつ・・・。

2016-05-15 04:21:17 | 睡眠

私は、眠ってみる『夢』については、結構、いつまでも、覚えていて、夢の断片を記録したものを読み返すと、夢をみたときの雰囲気だとか感覚だとか、思い出していたりする。

記憶に残る夢というのだろうか。

夢の断片を思い出せるもの、記録してあっても、さっぱり忘れてしまっているもの・・・様々、あるけれど、あの全く、つながりのないストーリー展開は、いくら考えても、自分では、作りだせない。
私の『脳』(・・・だとか・・・、一説には、別の次元の世界だとか・・・)が、勝手に作り出している。

色についても、モノクロームのような世界であったり、鮮やかな色彩があるもの、透明感、美しさなども、現実と想像がコラボレーションしているのかもしれないなぁ・・・と思ったりもする。

小学生の頃、仲の良かった友達が、死んでしまった・・・という内容の夢をみたことがあって、そのとき、夢の中で、もう世界は、終わってしまった・・・みたいな切望的な感覚で、目覚めたときは、夢なんだか、現実なんだか・・・わからなかったりした。

子供の頃の夢でも、はっきり覚えている。

ほんとうに・・・世界は、終わってしまって、一人取り残された私が、目覚めても、そこにいた。

この夢は、私の脳の中で、何度も、何度も、再生され、そのたびごとに脚色されているだろうから、実際に見た夢とは、もしかしたら、違うのかもしれないけれど、あの眇々とした絶望感は、何時まで経っても、忘れることがでない。

20代になりかけの頃みた屋根の上にいて、空から降ってくるダイヤモンドの雪を手のひらで受ける夢もよく覚えていて、このブログ内でも書いていると思う。
ほんとうに、綺麗なダイヤモンドで・・・でも、受け取れず、地上に落ちたものは、融けて消えてしまって、私の手のひらには、ふたつかみっつ、小さなダイヤモンドが残ったという夢だった。

失業したての頃は、爆発や大地震の夢をよくみたし、氾濫する川や迫ってくる水の夢などもよく見た・・・バイアスが、掛かっているけれど(後知恵というか)、もしかしたら、昨年の鬼怒川氾濫の予知夢かな・・・とも思えるけれど、単なるコジツケの後付け。

最近は、夜中に見るよりも、昼間、うとうとしているときに、面白い夢をよく見る。
面倒なので、記録には、取っていないけれど。

眠ってばかりで、夢ばかりみているから、現実の人生のほうが、夢のように思えてくる。



13日の金曜日だったのね・・・昨日は。

2016-05-14 04:11:50 | 社会・経済

5月の連休後は、年度末の決算、4半期の決算など、上場企業の決算発表が続いていて、業績が良かったり、配当がアップしたり、またその逆で、株価が乱高下するようだ。

先月4月末に、乗用車の走行データ改竄が、発覚した財閥系の自動車メーカーの株式が、連日のストップ安で、半値くらいまで落ちていたようだった。

昨日、インターネットのポータルサイトのニュースに、総武線人身事故で、遅延という小さな1行が目に留まった。


走行データ改竄の自動車会社に救いの手を差し伸べたのが、我が国で、ナンバー2くらいの自動車メーカーで、その傘下に加わることになったという発表があったのが、今週の初め頃だろうか。

半値まで落ち込んで、更に、下落するかと思われたのに、一転、ストップ高である。

この自動車メーカーは、過去3回の不正が明るみに出て、系列会社や系列銀行からも、救いの手が差し伸べられず、このままでは・・・倒産かも・・・と言われていたようだった。

某電機メーカーは、台湾の企業に身売りされたけれど、今度は、国内の同業者に救われた形になった。

相方が言っていたけれど、これは、日本経済にとって、良いことなのでは・・・という意見だった。

隣国の中韓などの企業に買収されれば、日本のモノづくりの技術だけ持っていかれるだけだから。
その流出(技術者なども)が防げただけも、ヨカッタのではないか・・・?

落ちていく株価で、利益を出すには、カラ売りという手法があるらしく、証券会社で、株を借りて、ソレを売り、更に安くなったところで、買い戻すと、その分の利ザヤが稼げるそうだ。
数字には、疎いから仕組みがよくわからないので、上手く、説明できないのだけれど。

・・・倒産かも・・・と言われて、それでは、カラ売りしましょう・・・1000円だった株価が、500円になって、更に、下がって、(極端なたとえだけれど)1円になったところで、買い戻せば、499円の利ザヤが出る。

それが、1000株、2000株・・・。

ソレ売れ、ヤレ売れ、売って売って売り捲くれ・・・と、カラ売りしていたら、救済の手が、差し伸べられて、今度は、一転、暴騰を始めた・・・。

500円で売っていた株価が、600円になった。

コレ以上、値が上がらないうちに・・・。

カラ売り組が、買戻しを始める。

株価は、上がり続ける。

寄らず(買いが殺到し、株を打ってくれるひとがいない状態)。

1日中、値幅制限の上限の値段で、張りついてしまった。

買い戻せない・・・。
翌日も株価は、上がる・・・。
どんどん上がるのに、買い戻せない・・・。

買い手は、いるのに、売り手がいないから、取引が成立しない状態のまま。

空売りは、信用取引だから、限度額を超えると、追証という追加資金が必要になるらしい。

樹海へ行く電車代もない・・・。そんな書き込みもあったそうな・・・?
そんなひとが、週末の総武線に飛び込んだのだろうか・・・違うかもしれないけれど・・・。

決算発表の内容によっては、乱高下する株価。それに振り回されるマーケットに集う欲と恐怖・・・。

某・旧財閥系の自動車メーカーとは、逆に、1日の株価が、1000円以上、下げる銘柄もあったようだ。
新興株(マザーズとかジャスダックとか・・・昔は、ヘラクレスとかあったけれど、今はどうなんだろうか???)なんかは、値動きが激しいから、そのボラティリティを狙って、ディトレーダーさん達の戦場だとか???

先週の土曜日、観劇で都内へ出向いたけれど、電車の遅延がなくて、ヨカッタと思う。

くれぐれも、命は、大切に・・・と、しみじみ、マーケット情報を見て思う連休の明けきった5月中旬。

13日の金曜日・・・。




初夏の夕暮れ

2016-05-13 19:12:31 | Weblog

夏日。

真夏のような太陽光と紫外線が降り注ぐ5月。

それでも、風が気持ちの良い季節で、暮れ方になっても、まだ、虫などが来ないから、窓をあけ放して、爽やかな涼しい風に吹かれていると、うとうとと眠くなってくる。

仕事をしていた頃は、夕方に、横になる・・・なんてことをしている暇は、なかった。

夕方は、まだ会社に居たし、帰宅前には、食料の買い出しや、銀行だとか、コンビニだとか・・・そんなところへ寄ってから。
帰宅後は、食事の支度や食事、眠るまで、横になることはなかった。

時間が自由になる・・・というのは、こういうことなんだろう。

いまのところ、デジタル血圧計が、血圧と脈拍を感知できないくらいだから、あまり外出もしないけれど。

時間に追われないで、生活する・・・というのは、こういうことなんだろうし、気ままな猫のような暮らしで、いったい、いつまで、こうしていられるのやら。

涼やかな風に吹かれながら、美しい5月の夕暮れに、融けていく・・・。



2016冬ドラマ(5)/ダメな私に恋してください

2016-05-12 05:11:16 | TV・ドラマ

週明けから、ちょっとお天気停滞気味。

でも、今日は、晴れて夏日になりそう・・・という予報。

本日のお題。

深田恭子さん主演のラヴ・コメディ『ダメな私に恋してください』

深キョンは、可愛くて、綺麗な女優さんだ。
このひとに、この『役』をやらせるのって・・・どうなんだろうか・・・と思う。

30歳、恋人無歴30年、貢ぎぐせ、大食いで、肉料理好き、ひとが、普通にできることができない。
社会人としては、どうなんだろう・・・っていう役だ。

・・・コノ役に、深キョンか・・・???なんか間違ってないか???


まず・・・。

深キョンの女優ヴィジュアルで、採用の面接に行って、30歳過ぎだから、不採用ってあり得るのだろうか。仕事重視やスキル重視の会社なら、もしかしたら、不採用もあるかもしれないが、フツーの会社だったら、仕事が出来なくても、採用する・・・と思う。女子社員は、多少、仕事ができなくても可愛い方がいいに決まっている。面接官が、男性で、足の大きな女性が嫌いでなければ(深田さんは、靴のサイズが、25cm~26cmだと聞いたことがある。真偽は知らない)。

ノラ猫が、綺麗で、可愛すぎる・・・第一、ノラ猫じゃないし。すぐに拾われるからノラやってないと思うが・・・???

借金を抱えた(深キョン演じる)柴田ミチコが、通常来ている服は、高価そうだ。
破れたパジャマを着用し、デカぱんを愛用するミチコちゃんなのだから、服も質素じゃないとおかしい。

ミチコちゃんの元・上司の黒沢主任(ディーン・フジオカさん)は、料理が上手く、中国語が堪能で、ピアノも弾ける・・・???そして、ミチコちゃんがピンチのときは、何故か、近くにいるのが、謎だし?

某国営テレビ・NHKの朝の連ドラで、同局の脇汗の女子アナウンサーが、『五代さま』と言いながら、萌てた・・・あの五さまが、ディーン・フジオカさんで、このひとが、黒沢主任か・・・と思いながら見ていた。
長身だし、スリムだし、メガネは佳く似合っていたが・・・。

とにかく、矛盾するキャラと設定で、リアリティが、全くない・・・やっぱり、私には、ラブ・コメディは、向いていないようだ。

製作サイドのやっつけ仕事の感がありありで、全く面白くなかったけれど、唯一の救いは、深キョンの存在で、こんな可愛くて、綺麗なんだから、許しちゃおうかと思わせる。


深キョンは、ドロンジョ様に限る・・・???







『口入屋 兇次 第二、三巻/岡田屋鉄蔵:著』

2016-05-11 04:00:04 | 本・読書



先月、先々月とふた月連続で、お題の『口入屋 兇次』のコミック本が発売になった。
1年半くらい前に、1巻が出て、拙ブログで、レビューもどきを書いた。

前作の江戸のハロワの所長さんである兇次を始め、右腕の双葉、三筋、零次郎、四狼坊、律たちの他に、町医者のオカマの零次郎と以上に妖しさ倍増?全身刺青の尼僧・お七(七宝院)を加え、お江戸の町のハロー・ワーク絡みの仕置き人達は、縦横無尽に走り回る。

もっと読みたいのになぁ・・・。

レギュラー・メンバーの来歴が、ほとんど描かれていないのは、残念。

彼らの過去だけでも、もう7,8冊くらいは、書けそうな気がするのに、第3巻で終了とは・・・。

出版社の都合や、人気の度合いなどもあるのだろう。

岡田屋さんの画力、物語の構成力は、群を抜くものがあるのに、理解されないのかもしれない。

どこかのテレビ局で、ドラマ化したらいいのになぁ・・・と、常々思うけれど。


仕事を求めるひとと人材を求めるひとをつなぐ口入屋。

仕事を求める人には、そのひとの才能を見出し、その才能を開花させる職場を提供する・・・現代のオザナリのハロー・ワークには、ないものだろう(漫画だしな・・・)。

私も、去年の年初までは、月に2回、都合1年3カ月の間、通わせていただき、お世話になったハロー・ワークだけれど、相談員は、ほぼパート。

事務員は、時給800円前後の期限付きのパートタイマー。

相談員の報酬がどれくらいかは、わからないけれど、失業者相手に、職業の紹介、相談、履歴書・経歴書の書き方、或いは、職業訓練の手続き・・・などなど・・・をこなす窓口と雇用保険の受給手続きなどを行うバックオフィス業務。
求人募集の企業の担当との労働相談(←こちらは、労働局の担当かな?)など、役割は分担されているけれど。

毎日、毎日・・・失業者のお相手だ。

そりゃ気分も滅入る事だろうし(実際、ハロワ「職業安定所」の雰囲気は、何度、おとずれても、慣れることが無い・・・沈んだ空気に満ち溢れているような気がする)。

どこかに、兇次たちのような口入屋さんが、いないだろうか・・・と、切に願うこの頃・・・。





連休明け-仕事と作業

2016-05-10 01:10:05 | Weblog

連休明けは、どんよりとした曇り空。

宵のうちから、雨が降り出して、これから一両日中は、お天気が悪そう。


長いお休みが終わると、仕事の好きなひとは、嬉しいかもしれないけれど、ほとんどのひとは、ウンザリ・・・気分だと思う。

そんな気分を、反映したかのような週明け・・・。

何かで読んだのだけれど、休日明けの月曜日は、パソコンなどの機械のトラブル率が高いそうだ。機械が、ヒトの気分(・・・というか気?)に左右されるのかどうか・・・気というものがエネルギーを発するものなら、あり得るのかも知れない・・・と思っている。真偽は、知らないけれど。

普通?のひとは、お休み前は、嬉しいけれど、お休み後は、辛い。
仕事の好きな人は、お休み前が、辛い。お休み後は、嬉しい。

お休みは、嬉しいけれど、仕事をしていた方が、楽なひともいる。

家族サービスで、渋滞の中、運転をしなければならないお父さん。
普段は、ご両親に子供を預けて、働いているお母さんなんかも、仕事の方が、楽かもしれない。
家事とか、育児は、大変だしな・・・。


ライフワーク=ライフワークのひとは、お休み何て要らないだろう。

お休みが嬉しいひとは、労働者(仕事をするひとではなくて、単なる作業者なのだ)。

私のように・・・。
シュレッダー作業で、1時間1250円を貰い、単調な作業を、黙々とやる・・・ただの作業だから、なんの喜びも達成感もないけれど、週末に来た有難くない自動車税の納付書なんかのために、面白くない作業をする。

もっと、大きなシュレッダーだったら、作業効率がいいのにな。

シュレッダーにかけた書類は、カサが増して、すぐゴミ袋が一杯になってしまうから、取りだして、袋を交換する。
大分、イカレたシュレッダーだから、取りだし口のドアの接触が悪くて、すぐランプが点灯して、止まってしまうから、ダマシダマシ・・・。

こんな作業を1日。一週間。1ヶ月・・・どれくらい続けてやれるのだろうか?

こういう作業のひとは、たぶん、お休み前が嬉しいひとだ。

生活のために、イヤな事でも我慢して働く・・・。
そういうひとにとって、ゴールデン・ウィークは、有難くもあり、連休明けは、辛い日々となる。




2016冬ドラマ(4)/スミカスミレ

2016-05-09 05:05:26 | TV・ドラマ

金曜深夜枠は、ドラマの傑作が多い。

如月澄(松坂慶子さん)が、若くなると、如月すみれ(桐谷美玲さん)になる???

60歳の老婆(←昔は、老婆かもしれないけれど、今は、オバさん?)が、無きに等しかった青春を取り戻す・・・というストーリー。

家業の手伝い、介護で、自分を犠牲にして、自分を抑え、諦め続きの人生だった澄さん(松坂慶子さん)が、屏風に閉じ込められていた化け猫・黎さん(及川光博さん)との契約で、ハタチの身体に時間が戻り、青春やり直し。

意地悪な同級生と渡り合い、親友を作り、恋をして・・・。

でも、猫魂の飛び出す深夜23時から1時までの子の刻には、もとの60歳に戻ってしまう。


特出なのは、桐谷美玲さんの演技力だ。
ほんとうに、松坂慶子さん演じる澄さんが、若くなったかのような演技。
桐谷さんなのだけれど、60歳の松坂さんなのだ。

恋人になった真白くんに、ほんとうは、60歳で、彼のおばあさんの年齢だということを知られたら、拒絶されるかもしれない・・・幸せな中にも、澄さんは、不安で一杯だったりする。

化け猫・黎と恋人の雪白(小西真奈美さん)が、屏風に閉じ込められた来歴が、物語の中では、明かされず、不充分。

そちらの謎解きに奔走してくれるのかと思っていた天楽寺の霊能力者の御住職(小日向文世さん)の活躍が、最初だけなのが、至極、残念。

どちらかといえば、こちらをみたかった。

化け猫 対 霊能力者


森羅万象の掟からハズれているから、やはり、最後は、60歳の澄さんに戻るのかと思いきや・・・。

最近多いですかね?

タイムスリップして、戻って来なかったり、そのまま居ついちゃったり。
歴史変えちゃうでしょうが・・・。タイムパラドックスは、どう処理する???

60歳の澄さんと、20歳のスミレさんの戸籍だとか、どうなってんだろう?
(細かい矛盾が気になって仕方がない・・・つじつま合わせないのね。最近のドラマって・・・)