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友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

海老蔵さんとアサンジュさんのこれから

2010年12月08日 22時11分37秒 | Weblog
 ウィキリークスの創設者で編集長のアサンジュさんが強姦の疑いで逮捕された。ウィキリークスはアメリカの秘密文書をネットに掲載し、アメリカ政府は強く反発していただけに、「強姦で逮捕?」はでっち上げではないのかと思うほどだ。このままでは命さえも危険な状況だから、いっそのこと警備のしっかりできる国での逮捕を本人が望んだのかもしれない。隠れていれば殺されても分からないけれど、注目を受けていれば暗殺も難しくなると計算したのだと思う。

 アサンジュさんがどういう目的でウィキリークスを創設したのか詳しくは分からないけれど、ネット時代に入った現在は機密にすることができなくなっていることは確かだ。おそらくアサンジュさんが逮捕されても、彼に続く人は出てくるだろう。ネットそのものを破壊することも難しいし、たとえ機械を壊したところでまたどこかで誰かが作り出してしまうだろう。遠い昔でも、人々は口伝えにあるいは文字や絵で情報を発信していた。伝播するのに長い時間がかかったとしても、いつかは伝わる。

 いくつもの情報が蓄積されるようになれば、さらに多くの智恵が加わり深められる。それが現在は瞬時に行なわれるようになった。もう後戻りは出来ないだろう。邪魔者や邪魔な情報を抹殺しようとしても、ハエを追うよりも手ごわいだろう。情報化時代の中では隔絶することは出来ない。情報をみんなが共有した上で、選択していく以外に無いように思う。やがて国家から機密がなくなる、つまりは国家そのものが存在しない時代がやってくるだろう。

 同じ新聞の一面に市川海老蔵さんの記者会見が載っていた。「日頃のおごりが招いた」と謝っていたけれど、昨夜テレビで見た時は意外に元気そうじゃないかと思った。歌舞伎役者らしいしゃべり方で応答していたので、これも演技じゃあないかと思えるほどだった。結婚式の後だったか、NHKテレビのインタビューに答えて面白いことを言っていたけれど、そのメモが無くなってしまったので正確なことを覚えていないのが残念な気がするが、演技に入る前の集中力は凄いなと思った。ちょっと人を小馬鹿にしたような話し振りが気になったけれど、歌舞伎界に新しい風を吹き込む人なのだなと感じた。

 歌舞伎がこれほどの地位を得るようになったのは何時ごろからなのだろう。江戸時代に歌舞伎は今のような形を作り上げたとしても、まだ「」の延長のような存在だったと思う。相撲取りも役者もお座敷がかかればどこへでも出かけて行っておひねりをいただく生活だったはずだ。それが今日では伝統文化を守るものとして、相撲取りも歌舞伎役者も社会的に高い地位にある。その筆頭になれば収入も相当なものだ。歌舞伎は相撲と違って世襲になっているからますますおごりがつきまとって当たり前だろう。

 市川海老蔵さんやアサンジュさんがこれからどんな風に人生を送るのか楽しみな気がする。願わくば全く新しい世界を切り開いていって欲しいものだが、何も出来なかった者の妬みなのかもしれないな、これは。
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