友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

お幸せにとエールを送る

2012年01月07日 18時17分24秒 | Weblog

 今日までに163枚の年賀状が届いた。表も裏も印刷だけの寂しいものもあるが、生きていますよ、気にしていますよ、というメッセージと思えばありがたいことだ。年賀状を眺めていたら、息子があるいは娘が外国人と結婚しているとか、外国に住んでいるというものが5枚もあった。私を「日本のお父さん」と呼んでくれる、トルコ人から「家族が増えました」という年賀状も届いた。彼からは毎年、賀状が来る。何だか私の年賀状も国際的だなと勝手に思っている。

 

 考えてみれば、私の次女夫婦もしばらくタイにいたし、そのダンナの両親も長い間外国暮らしだった。誕生日会の仲間のお姉さんはアメリカで暮らしているし、彼の娘のダンナは中国へよく出張している。別のメンバーの娘のダンナもアメリカへ行ったりタイへ行ったりしている。メンバーのひとりもフィリッピンや中国やイギリスなどへ出張している。外国へ出掛けることが珍しいことではなくなっている。

 

 外国人をひとりも知らないうちは、なんとなく疑心暗鬼な目で外国人を見てしまう。けれども親しく接する機会があると、意外に自分たちと変わらないと安心できる。言葉の壁は大きいけれど、なんとなく伝われば、もう凄く親しくなったような気持ちにさえなれる。外国へ出掛けていってひどい目に遭った人は、その国のことを悪く言うけれど、それでもまたいい人に出会えたなら、「例外はどこの国にもある」と言うようになる。

 

 今年の年賀状で一番驚かされたのは、「昨年は娘がスコットランドへ嫁ぎ、62歳の私も‥‥。人生何が起きるかわかりません!!」というものだ。えっ、娘さんはスコットランドへ!それだけでもビックリだったのに、私も‥‥とは、確かに人生何が起きるかわからない。でも、こんな幸せなことはないと思う。やったね!ブラボー!と叫んでいいのではないだろうか。結婚という形をとったのかは定かでないが、一緒に暮らすだけでもいい。愛に形を求める必要はない。

 

 彼女は色が白くて明るくお茶目で快活な女性だ。男性なら絶対に彼女に恋するだろう。それなのに、どういう理由かは知らないが離婚し、ふたりの子どもを育ててきた。喫茶店を両親と一緒に営んでいたけれど両親が倒れ、お店を改造して夜だけ開く隠れ家的な店でお酒と料理を出していた。演奏会や踊りなども開き、お店にやってくる客筋もよかったが、いつかお店を閉めて別のところに住むようになった。聞くところでは、介護の仕事をしていた。

 

 それはとても彼女に合っていると思った。よく気が付くし、世話好きである。それに勉強家で一生懸命にやる。手を抜くことがない。唯一の欠点はおっちょこちょいなところがあるくらいだが、それが男性には可愛く映る。彼女を射止めた男性はきっと、素晴しい女性に出会ったことに感謝していることだろう。うらやましい男である。でも、まあ、人生はそんなものなのだろう。お幸せに!とエールを送ろう。

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