友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

担任を非難するだけでは‥

2015年07月16日 18時34分23秒 | Weblog

 台風11号が近づいている。時折り、ザアーと雨が降ってくるが、止んで陽が差す時もある。風が強くなってきたが、雨は止んでいる。明日は小学校で1学期の終業式のはずだが、台風が来れば21日に延期になるのだろうか。18日から家族旅行の計画があれば学校を休むことになる。家の都合で学校を休んでいいのかということが昔は話題になったけれど、今時の人なら家の都合が優先だろう。

 学校は授業日数が決められているから臨時に休めばどこかで代わりを設けなくてはならない。児童・生徒が休む・休まないは家庭の都合で決めていいと私は思う。義務教育というのは親の務めであり政府の義務を言うのであり、児童・生徒は学ぶ権利があるのだから、休む権利もあるはずだ。我が家の娘たちは学校が大好きだったが、それは、娘たちが活躍でき評価してもらえたからだ。

 学校が地獄のような所と感じているなら、誰が進んで行く気になるだろう。いじめにあっている子どもたちには学校は恐怖の場であり、地獄の日々である。岩手県の鉄道自殺をした中学2年の男子も「死にたい」とか「死ぬ場所は決めてある」とか、担任との連絡ノートに書いている。多くの自殺した子どもは何らかのSOSを発しているが、それが周りには分からなかった。しかし、彼の場合は担任の目に留まっているから、彼は救いの手を待っていただろう。

 「担任だけを非難するのは酷な気がする」と言う女性に出逢った。学校の事件が発生すると、必ず「担任は何をしていた?」と非難が集中する。確かにこれだけのやり取りをしながら、どうして助けられなかったのかと私も思う。その反面で、ノートに書かれた担任の言葉から、何とか彼を不安やストレスから転換させようと考えていることが推測できる。ただ、思春期の男の子の心理が分かっていない気もする。

 「(彼の)笑顔が好き」という担任なら、一度はとことん付き合って話を聞いてほしかった。彼の家庭環境を知っている担任だからこそ、じっくり話を聞く機会を作ってほしかった。済んでしまったことは取り戻せないが、せめて全職員の前で経過を話し、何が不足したのか、どうすることがよかったのか、先生たちがみんなで話し合ってほしいと思う。先生も議員も、話し合うことがなさ過ぎる。

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