友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

油彩画展へ

2017年01月08日 17時46分19秒 | Weblog

 午前中はまだ雨は降っていなかった。今日はマンションの新年会で、中庭ではどんど焼きが行われ、子どもたちに焼き芋がふるまわれる。カミさんから電話が入り、「皆さんが、どうしているの?降りてこないの?と言ってるわよ」と言う。昼から一宮市の『もりのギャラリー』で行われている作品展を観に行く予定でいたので、お酒を飲む訳にはいかないから断った。そうでなくてもなぜか近頃、人前に出たくない。

 『もりのギャラリー』で行われている作品展は、私が勤めた高校の生徒たちによるものだが、その生徒は後輩の先生が教えた人たちである。私が教えていた時は授業では油彩を描かせたが、もっぱらデザインに主力を置いていたので、油彩に向かう生徒はいなかった。だから、どんな油彩画を描くのか興味もあった。しかも作品はどれも100号の大作ばかりとある。

 午後から雨が降ってきた。車に乗り、場所をナビで探そうとするがうまくいかない。冷えていたせいか、また脇腹が痛む。事故を起こさないかと恐怖が走る。多分この辺りだろうと思われる道を進むが見当たらない。引き返してもう一度、今度は後ろの車には申し訳なかったけれど、ゆっくりと周りを見ながら運転する。あった。通りに面しているとばかり思っていたが、道から奥に入り込んでいるし、とてもギャラリーとは思えない構えだった。

 会場には50代か60代くらいの男女が7・8人いるが、知らない顔ばかりだ。後輩の作品は相変わらずの風景画だったが、展示の中にはホォーと思える作品もあった。私はポスターカラーの時代の人間で、油彩はせいぜい50号くらいまでしか描いたことがない。先輩の作品展を観たのも、二科展に足を運んだのも、人の作品を観ることで自分も描きたくなるようにと望んだが、そんな意欲が湧いてこない。

 このまま終わることが悔しい気もするけれど、情けないがこのままでもいいじゃーないかとも思う。「事なかれ主義を守って平和にいきなさい」とおみくじにあったから、何もせずに終わっても罰が当たることはないだろう。

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