とうとうトランプ氏が第45代アメリカ大統領に就任した。義理の弟が言うには、「1年以内に暗殺される」らしい。就任した後なら、大統領に何かあれば副大統領が昇格するからだ。アメリカは世界一の軍事力と経済力を有しているが、その力が落ちてきているから、トランプ大統領の「アメリカ第一主義」が支持された。
トランプ大統領は選挙戦で掲げてきた主張を繰り返し、TTPからの離脱やメキシコとの国境に壁やミサイル防衛システムの強化を声高かに述べている。就任演説でオバマ大統領に感謝の言葉を述べた後、まるで革命宣言のようだった。軍人でも政治家でもない不動産業者に「何が出来る」と評論家は言うが、大富豪の言葉というより革命家の言葉だった。
「今日のセレモニーは特別な意味がある。首都ワシントンから権力を国民の皆さんに取り戻す。1月20日は国民が再びこの国の支配者となった。ワシントンは栄えたが、国民はその富の恩恵を受けなかった。政治家は豊かになったが、労働者は職を失い工場は閉鎖された。私はアメリカの労働者と家族のために全力を尽くす。国家は国民に奉仕するためにある。皆さんはもう決して見放されることはない」。
そんなゾクゾクするような言葉が出てくる。聖書の言葉を引用した後、「肌の色が黒でも褐色でも白でも、私たちは同じ愛国者の赤い血が流れている」と結束を呼び掛ける。オバマ大統領の就任演説は感動したが、トランプ大統領の演説も支持派の人々を泣かせるような演説だ。「仕事もせずに税金を治めない連中のために、なぜ自分が働かなければならないのか」とトランプを応援した人々にも「強いアメリカ」を訴えることで納得させている。
これからどうなっていくのだろう。安倍首相はテロ対策のために共謀罪をと主張する。トランプ大統領就任に反対するデモがあったが、日本で共謀罪が成立したら、反対する者は実行者でなくても逮捕されるのだろうか。警察国家なんて嫌だ。さて、昨日は大寒、今晩は夏祭りのメンバーで新年会だ。集まって相談するから「共謀罪」になるのかな。