いやはや驚いた。昨日、パソコンが動かなくなった。どうやってもダメで、パソコン教室を開いている卒業生の所へ持って行き、再生してもらった。知識がある人はありがたい。
さて、誕生日会のミステリーバス旅行の2日目は、朝から強い風が吹いていた。南部のホテルを出て最初に寄ったのは白浜の『とれとれ市場』だった。クジラやマグロなどが並べられていたが、先輩が「高い」と言う。ここを出るとバスはさらに南下し、本州最南端の潮岬へと向かった。展望台に上ると目の前は海また海。風は強く吹き、飛ばされそうだ。「45キロ以下の人は飛ばされますよ」と冗談を言うと、周りの女性たちが「あら、それなら大丈夫だわ」と言い、大笑いした。
展望台の下のレストランで早めの昼食をとり、東へと向かう。どうやらミステリーツアーは紀伊半島1周の旅のようだ。紀伊半島は山が海に迫っていて平地が少ない。陸地も岩ばかりで農業に適さない。海岸線に沿って人家が点在するが空き家が目立った。次は那智の滝だ。一度は見てみたいと思っていただけにちょっと感激だ(写真)。よく晴れていたから、滝がきれいに見える。社務所の前に大きな木筒が置いてあり、皆さんが木筒を抱きかかえて振っていた。
おみくじである。その時、「そうだもう一度おみくじを引いてみよう」と思った。木筒はかなり重いが、一振りしただけで棒が出てきた。18番とある。巫女さんに番号を告げるとおみくじがもらえた。『第18番 大吉』である。「物事の出発点を誤たないようにせよ。仕事を始める場合は周到に用意して大局に目を注げ、成功は疑ひなし」。「待人/約束は違へぬ」「金運/途中で変心せず進め、叶ふ」とよいことばかりだ。年の初めに引いた「おみくじ」も、那智大社の「おみくじ」も神様は私のことをよくご存じと改めて思う。
那智勝浦の補陀洛山寺を見学し、さらに東へと進む。長いトンネルを抜けると吹雪だった。最後の観光地は宮川の上流、度会郡大紀町の瀧原宮だった。伊勢神宮の内宮の別宮で、内宮に移る前のものらしい。知らないことを教えてもらうバスの旅だった。関を出る頃から雪はいっそう多くなり、愛知県に入ると銀世界になった。