友々素敵

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新選組の内部対立と粛清

2017年12月01日 17時42分09秒 | Weblog

 早くも今日から12月、時間の流れるのが速い。午前中に最後の鉢の土を入れ替え、11号以上の鉢全てに、いったん集めておいたミミズを入れ直した。こうした作業をしてみると、ミミズは確実に増えている。午後からは風が強くなり、チューリップ球根の植え付けは明日、行うことにした。作業を終えた鉢を眺めて、やっぱり来年のチューリップで最後にしようと自分に言い聞かせる。

 続けることはいいことだと言われるが、何事にも限界はある。相撲協会だって、「伝統」「伝統」と言うけれど、その変化が小さいだけで、確実に変化してきているはずだ。天皇陛下の退位が2019年4月30日に決まった。生前退位は江戸時代に遡るというので、どのように行うべきかと政府と宮内庁は悩んでいるという。「伝統」ある皇室も常に新しい試みを重ねてきた。「伝統」はそのように受け継がれていくものだろう。

 私が子どもの頃は、新選組といえば鞍馬天狗の敵、正義に歯向かう悪い人たちだった。けれども新選組の側から描いた映画では、徳川幕府を守り、京都の治安に尽くす身分の低い侍たちであった。SMAPの香取慎吾さんが演じた近藤勇は、剣道の腕前は抜群だが百姓の出身であった。新選組は近藤や土方のように侍ではない者と脱藩した浪士との混成チームだったのだ。

 テレビの『歴史捜査』では、新選組隊士の出身の違いが内部の分裂の原因だったという。侍だった者と侍になりたかった者との、意識の差や考え方の違いによる対立と分析していた。私は知らなかったが、40人近くの隊士を「粛清」している。幕府によるテロ集団は、強烈な内ゲバ集団でもあった。そのやり方も相手方に同調するように見せかけたスパイを送り込んで、動きを探る徹底ぶりだった。

 組織は常に内部に「反乱者」を抱え込む。日本相撲協会もどうやら「変化」の時を迎えているようだ。「反乱者」は貴乃花親方なのか、横綱白鵬なのか、血と血で争うことのないように願いたいものだ。

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