滅茶苦茶に寒い。このところ、真冬並みの寒さが続いている。気温が低いうえに風が強いので、寒さがいっそう厳しく感じられる。日本海側では大雪で、積雪もすごいようだ。岩手県盛岡の出身の女性は、体育館のあまりの寒さに泣いてしまったと子どもの頃の話をした。新潟の出身者は「雪の日は暖かい」と教えてくれた。
あまりの寒さのせいなのか、このところ胃が痛む。「それは飲みすぎでしょう」と指摘されそうだが、確かに酒のせいであることは間違いないが、寒さも無関係とは思えない。寒さは私の身体には敏感に反応するように出来ているから。昨日は「賞味期限が切れた牛肉の塊があるから食べる?」と聞かれ、ステーキにしてワインと一緒にいただいた。
アメリカ産の牛肉で、「日本の牛肉の4分の1の値段で売ってたから買っておいた。料理するつもりだったのに忘れていた」と言う。筋が固くて和牛とは全く違うが、「意外においしいじゃない?}と言われ、「ウン」とうなずいてみたが、確かに味は悪くなかった。最近カミさんは、悪いことは私のせいで、良いことは自分が行ったと主張することが多い。
以前は反論していたけど、カウンセリングをしている友だちが「愛することはわがままを受け入れることだと分かった」と教えてくれたので、逆らわないことが心の平安につながると信じるようにしている。彼は定年退職してこれからはカミさんと向き合おうとした時に、カミさんが末期ガンだと診断され、ベッドの横で寝起きを共にして看病したが、甲斐もなく先立たれてしまった。
10歳年下の女性と2度目の結婚をして、「愛すること」が分かったと言う。いくら年老いていても身体を触れることが大事」と言い、「年寄りだからと照れたりせずに、肩を抱き、身体を寄せ合い、抱きしめるてやることだ」と力説する。今日も雑談の中で、「老年期精神病(ウツ)」になった女性が話題になっていた。「ダンナが気が利かないのよ」と女性たちは口撃していた。