パソコンが替ったら、以前とは違うものが出てくるようになった。私がパソコンで使っているのはブログが主で、そのための下書きとかネタ探しでインターネットを見るくらいだ。友だちが「lineをやろうよ」と言うが、パソコンの前に座るのはもっぱら夕方なので、期待に答えられない。Lineは孫たちに限っている。
あくまでもマイペースでしか出来ないのは、私のわがままである。以前は友だちもブログを使っていたのに、今はFacebookに投稿しているので、見落とさないようにFacebookを見ている。そのFacebookに、両腕の無い少女の動画があった。足を使って顔や頭を洗い、足で歯ブラシを掴んで歯磨きもしていた。
その子がバレーの練習を始める。両腕が無いからバランスを取るのが難しい。何度も何度も失敗しながらも踊れるようになる。仲間と一緒にステージに立ち、一緒に踊る。私は観ていて泣けてきた。これはぜひ、孫たちに見せたいと思い、孫たちとのlineに、「YouTubeかTwitterで、両腕の無いバレリーナを検索して見てね」と送った。
中1の孫娘から、「パパちゃん、泣くのw 」と折り返し返事が来たが、動画の感想は未だに無い。インターネットで検索できないかと探すと、両腕の無い若い母親が赤子の世話をしている動画があった。両腕が無くても子育ては出来るようだが、赤子が歩けるようになると、誰かの手助けが必要になるだろう。何不自由なく孫娘たちは暮らしているだろうが、世界には毎日毎日必死で生きている人がいることを知って欲しい。
新聞を読んでいたら、結婚した孫娘が好きな女優の井上真央さんの映画『わたしのお母さん』が11日から上映されるとある。「いつも母親の顔色を気にして本音が言えない娘(井上真央)」とあったので、おせっかいとは思ったが、新聞を購読していない孫娘に知らせなくてはとlineした。「ママちゃんも一緒に行こう」と返信があった。どこまでも気を遣う孫娘だ。