昨夜のサッカーW杯の第2戦、日本の相手はコスタリカ。日本は第1戦で強豪ドイツに2対1で勝ったが、コスタリカはスペインに0対7の大差で負けている。私ばかりか多くの人が、日本の勝利を確信していたと思う。
結果は1対0でコスタリカが勝った。テレビを見ていても迫力が無かったというか、攻めも守りもチグハグだった。先取点を上げて欲しいと願いながら、いつの間にか、まあ、引き分けでもいいかと思いながら見ていた。
日本陣営の前、キャプテン吉田選手がクリアしたボールは遠くに飛ばず、それをキャッチしようとした選手の足元で転がり、結局はコスタリカに先取点を取られた。まだまだ、引き分けることが出来ると信じていたが、ゴールは遠かった。
サッカーを観戦している人々は、もちろん自国のチームを応援するが、関係の無い国の人々は勝っている方を応援するようだ。サッカー熱がこんなに世界中で盛んになったのは、いつごろからなのだろう。
戦争の代わりにサッカーで決着をつけてくれればいいのにと思う。今回のW杯では強豪だから勝つとは限らないようだ。それだけ、各国のレベルが均一になってきているのだろう。W杯に出場していない中国でも放映されているようで、中国政府は観客席を写さないように指導しているという。
スマホが世界でどれのくらい普及しているのか私は知らないが、中国でもサウジアラビアでも、いやきっと世界中で、人々はスマホを見ている。写真を撮って、それを流している。誰もが情報の発信者であり受信者である。
こんなに誰もが平等な時代がやってきたのは、つい最近のことだ。それでも権力者は自分に都合の悪い情報には削除を命じている。でもそのうちに、削除されられない手段が開発されるだろう。
国民が楽しみにしているスポーツ中継を流しておけば、政権への批判は遠のくと為政者は思うだろうが、逆な現象が起きているから面白い。論理どうりにならないのは、スポーツの試合を見ていれば分かる。