3ケ月も理容店に行ってなかったので、「髪の毛無いから何も変わらん」と、中2の孫娘にいつも冷やかされるが、明日は高齢者特定検診の日なので、身だしなみだと思って理容店に行ってきた。
鏡に映る自分を見ると、確かに中2の孫娘の言う通りで、いや、もっと年寄りに見えた。もう決して若返ることは無い、残念ながら髪の薄い、しわだらけの老人である。私の隣りで店の主人が高1の息子の髪を整えていた。
高1の息子は夕方から始まる市の「夏祭りに行く」と言う。「お父さんが息子の髪を整えるなんて、素敵ですね」と私が言うと、「こき使われていますよ」と主人は言う。店の主人の父親と私は同年で、保育園の保護者会の会長同士で知り合った。
知多半島の生まれで、中学を卒業して理容店に修行に出されたと言っていた。長男と我が家の長女が同級生で、確か、長男は東京の大学を出てそのまま東京で就職し家庭を持ったと聞く。オヤジが亡くなり、次男が店の跡取りになった。
私と同級生のオヤジは「時間があれば、近所の空き地で、子どもたちとキャッチボールをしてくれた」と息子は懐かしむ。「休みが違うので、休みが一緒になる夏休みや冬休みは、一生懸命で遊んでくれました」と話す。
家族を仲間のように大事にするニューファミリー世代の私たちは、家族旅行にもよく出かけた。我が家は娘ふたりだったので、理容店の主人のように、子どもと話しをするような機会は無かったが、結婚した孫娘とはよく話した。
男同士で話が出来たのは、結婚してカミさのお父さんと飲むようになったからだ。お父さんの苦労話ややりたかったことなどを聞いていると、私の父もこんな風に息子と話したかっただろうという気がした。
ブログはそんな私の呟きなのかも知れない。明日も暑さは続くと言う。検診はカミさんと一緒なので、終わったらどこかでランチを食べて来よう。