次男を出産した孫娘のところへ、お祝いに行って来た。写真を見た時は長男とそっくりな顔だと思ったが、長男が面長なのに次男は丸顔だった。まだ、生まれて2週間しか経っていないから、これからどんどん変わっていくことだろう。
カミさんは、「とってもきれいな顔をしてる」と機嫌がいい。「上の子よりもハムサムな男の子になる」と囁くので、「それは絶対、口にしてはダメだよ」と念を押す。兄弟で比べられるのはとても辛いことだと思う。
長男は10月で3歳になるから、語彙も豊富になってきたし、感情をはっきりと表わすようになって来た。カミさんと遊んでいた時、自分の好きな黄色いダンプカーを見せていたが、カミさんがよく分からないようだったので、着ていたTシャツを見せた。
そこには大きな黄色のダンプカーが描かれていたのに、何度か長男が口にしたが分からなかったカミさんが、「チョウチョ!?」と言うと、突然怒り出した。孫娘のダンナが言うには、「自分の思いが伝わらないと、こうして怒るようになりました」と。
ダンナには3つ違いの兄がいるが、「小さい時はよくケンカしてました」と話す。男兄弟は些細なことでケンカをするようだ。それが兄弟の絆となっていくのだろう。生まれたばかりの次男はひたすら眠っているが、長男が学校へ行くようになった時が楽しみだ。
それにしても孫娘のダンナはよく働く。長男のおむつを取り替えたり、お茶を沸かしたり、食器を洗ったり、嫌という素振りも無い。「育児休暇はどんな感じ?」と尋ねると、「楽しいですよ」と答えてくれた。
「ひとりだったら大変ですが、4人ですので、何とか回ってます」とも言う。いいダンナに出会えて、孫娘は幸せ者だ。「会いに行って、本当に良かった」とカミさんは満足気に言う。猛暑の中だったが、車の運転も無事にでき帰宅した。
ところが、家のドアを開け、靴を脱いで、上がろうとした瞬間、ドタッと大きな音を立ててカミさんがひっくり返った。10センチの段差に躓いたのだ。「これで2回目」と言う。大丈夫か!?