友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

恐ろしい時代になってしまった

2021年05月12日 17時34分54秒 | Weblog

 感染者が増えてきているのだから当然なのかも知れないが、余りにも心配し過ぎている気がする。スギ薬局の会長秘書は、会長夫妻のためにと思って市役所にワクチン接種の便宜を図るようにと要請した。秘書ではなく会長自身だったら、きっと市長に直接電話したことだろう。

 秘書だから市の担当者に頼むしかなかった。断られた時に諦めていたら、自分の行為が会長初め会社のイメージを傷つけることにはならなかった。忠誠を大事にする日本人の典型だが、秘書が責任を感じて自殺することが無いようにと祈る。

 それにしても三重大学はもっと愚かだ。学生に対して、会食はしません、カラオケはしません、旅行は控えます、などの8項目を上げ、学長宛に署名する「誓約書」を大学に提出させようとした。批判を受けて確認書に変更するようだが、こんなことを大学がするのかと呆れてしまう。

 「8項目を守りましょう」というような知らせならまだしも、「誓約書」とは驚く。学生たちの人としての権利に意識が向いていない。学内での集会を禁じている大学が多いそうだが、「誓約書」は更に学生をバカ扱いにしている。学生が怒って、ストライキにはならないのだろうか。

 学生の3割は賛成しているそうだ。「仕方ない」と受け止めている学生もいるようだから、昔のようなストライキは起きないだろう。自分たちの人権を認めない、忘れてしまっている、そういう権力に逆らう若者は少ない。恐ろしい時代になってしまった。


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1 コメント

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Unknown (愛工少年A)
2021-05-15 23:43:52
公教育の主たる目的は社会の要請する人材を育成すること。あるいは現体制を維持するための目的にあう人間をいかに養成するかであると考える。そのためには社会のあり方に疑問を持つような人間を極力作らないような教育が必要。その意味では時の権力の恣意的な教育のあり方は権力にとっては利にかなっている。自ら考えることを放棄する人間が増えれば支配者側にとっては目的は達成されるのだろう。
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