友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

参議院議員、谷岡郁子さんガンバレ!

2012年07月18日 21時19分58秒 | Weblog

 本当に暑い。出会う人は皆、「暑いですね。もう死にそうで、息もしたくない」とオーバーに暑さを強調していた。オーバー過ぎると言えないくらいの暑さだ。今朝は早くから神社境内での井戸掘りの後始末に出かけた。11メートル50センチほど掘ったけれど、水は出なかったので、大型の重機を持っている業者にバトンタッチし、掘った穴を埋めて元の状態にしてきた。場所は森の中だから、作業もしやすかったけれど、それでも身体を動かすと汗が噴き出してくる。宮司に報告し、現場を見てもらった。終わってみるとなぜか気が抜けた。「暑いし、お茶でも飲んで帰りましょう」と言うので、喫茶店に入った。30分ほどして出てくると灼熱の地獄だった。

 家に帰って新聞を読む。愛知選挙区の参議院議員の谷岡郁子さんら3人の女性議員が民主党を離脱し、新会派「みどりの風」を結成した。谷岡さんのこれまでの言動からすれば当然の帰結だろう。彼女は強く脱原発を主張していたし、政府の大飯原発の再稼働に反対していた。また、消費税の増税についても反対であったから、小沢一郎さんが民主党を出る時、ひょっとしたら小沢グループかと懸念もした。小沢新党に名前はなかったので、民主党に留まり戦うとなると厳しいだろうと思っていたので、この選択はベストだろうと思う。小沢新党は次の選挙で大敗するだろう。谷岡さんには議員を続けて欲しい。新会派「みどりの風」は、日本に「緑の党」が誕生するならきっと一体になるだろう。

 私が参議院議員の秘書となった時に、最初に浮かんだのはドイツの「緑の党」について調べることだった。それで同僚のベテラン秘書に頼んで国会図書館などから「緑の党」に関する論文や記事を集めてもらった。私が勤めた議員は無所属だったから、これからの政治がどうなっていくのか、必ず「緑の党」は飛躍するだろう、彼女がその魁になるようにと思い、資料を整えておいた。けれども議員は「楽して当選できる」ことに関心があり、「緑の党」には全く目も向けることがなかった。

 それから何年かして、ドイツでは「緑の党」が与党になるまでに成長した。日本でも俳優の中村敦夫さんらが「緑の党」を立ち上げたけれど、いつの間にか消えてしまった。今再び、日本にも「緑の党」を創ろうという動きがある。私の高校時代の友だちも熱心に取り組んでいる。今度は時の流れが味方してくれるのではないかと思うけれど、何をスローガンに、どういう運動をしていくのか、によるのだろう。申し訳ないけれど、今の私は政治に関わるだけのエネルギーが残っていない。

 谷岡さんのインタビュー記事が彼女の思いを語っていた。「原発事故は、(略)主権者全員を政治の当事者にさせた。その当事者意識が国民を立ち上がらせた。国民生活を根底から覆す原発はなくすべきなのに、政府の意思はまったく違う方向を向いている」「野田佳彦首相は自民党より右派的だ。そういうものへの違和感も離党を決めた原因だ。自民党政治の是正をしようとした民主党が国民の支持を受け、政権交代したが、私たちが知らない間に理念が変わってしまった」。でもね、谷岡さん、「知らない間に」と言ってはダメですよ。みんなそう言って責任逃れをしています。

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 民主主義の形とは何だろう | トップ | 中国黄土高原で暮らす人々 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (高木憲二郎)
2012-07-19 10:44:02
原発の聴取会の報道を見聞きして、電力会社の人々は立場を全く分かっていないと思いました。むしろ、逆なでして反対者の意思をより堅固にしました。今まで、私自身も廃棄物は累積するが原発は全く安全であると固く固く信じていました。スリーマイルやチェルノブイリの時でも学者は日本は違うから大丈夫と言っていました。そういえば阪神大震災の1年前に米国西海岸でフリーウエィが落下した時、日本ではありえないと堂々と言っていました。いずれにしても学者とはいえ、万全ではなく人の考える事は知れた物…ですね。いずれにしても、細かいことはよく分かりませんが、原発は余りにも恐ろしくリスクが大き過ぎませんか。崖の上の豪邸より、草原の小屋を選びますよ。大体、今まで行き過ぎた文明に溺れていたと思います。今、この機会に生活を見直し、この国をどんな国にするかをそれぞれが考え、意志を持てば、為政者のありえない甘言に惑わされる事はありません。私は「緑の党」のような考えに賛同します。大阪も暑い!暑い!です。
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事