友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

台風が接近

2011年09月20日 20時40分05秒 | Weblog
 台風15号が接近している。各地で避難勧告が出されている。私のところも午後4時15分、水に浸かりやすい地域に避難勧告が出された。「最寄の小学校へ避難してください」というものだけれど、どれだけの人が勧告に従って移動するのだろう。私の家はマンションなので、浸水の被害はないけれど、それでも1階部分が水に浸かれば電気はストップするだろう。水を汲み上げることは出来なくなるから、生活は無理になくなる。都市型洪水は雨量に対して排水能力が追いつかないために起きる。地下への浸透を抑えるまちづくりになっているのだから当然である。雨水を溜め込む貯水池が作られているけれど、それでは追いつかないだろう。

 マンションから名古屋の空を眺めていると、目まぐるしく変化している。名古屋の東北部で雨が降り続けばその水がどっと市内へ流れ込んでくる。自然は凄いなどと思っているのは不謹慎だけれど、その凄まじさを目の前にするとかなわないやという気になってしまう。ただただ、被害が出ませんようにと祈るばかりだ。救急車が慌ただしく走っていく。この豪雨とは関係ないだろうと思いながらもどこかでつながっているのかも知れない。午後4時過ぎの避難勧告を発する時、サイレンが長く2回繰り返して鳴った。いかにも寂しげで魔物が忍び寄ってくるようなサイレンだった。

 昨夜、「敬老の日」で長女が2歳の孫娘とやってきた。高校2年の孫娘からのプレゼントを私たちに届けるためだ。プレゼントには手紙が添えてあって、泣かされてしまった。鷹揚なというかドン臭いというか、優しいところが高2の孫娘の取り柄だが、どういう人になっていくのだろうと気になる。2歳の孫娘は、私が電話をした時、すぐに「パパちゃん」と答えるので、2歳であることを忘れて、てっきり話が出来ると思ってしまった。「これから来るんだよね」と言うと、「これから来るからね」と答えるから、そのまま話していたら、「じゃあね。バイバイ」と切られてしまった。2歳の孫娘は私と話しているのではなく、自分の世界の中でままごとをしていたのだ。

 まだ2歳なのに大人と会話が出来ると思えるほど、ちょっとオマセだ。クレヨンの7色は全部当ててしまうし、何か言えば「はい、ワカリマシタ」と答える。本当はわかっていないと思うけれど、大人の会話を聞いていて覚えてしまったのだろう。大人の言うことはよくわかるけれど、それだけに自己主張も強くて「イヤ」と言い出したら梃子でも動かないそうだ。早熟な子に見られる特徴を充分に持っていて、保育園の先生や両親を脅かせているようだ。両親はふたりともちょっと変わっているし、そのふたりの間に生まれた子なのだから当然ふたりのいいところを持っている。それを素晴らしい個性だと私は思っている。

 けれども、長女はこの2歳の娘の行く末を心配しているようで、「入学して、特殊学級に入ることになったらどうしよう」と言う。小さい時は誰もが天才だと私は思っているので「心配は要らないのじゃないか」と答えるが、長女は「そうなったら、覚悟はしているけれど」とまで言う。えっ、覚悟しているってどういうこと?と思ったが口に出せなかった。看護師を辞めて娘に一生付き合うと言うのだろうか。それも仕方がないことかも知れないが、生活はどうなるのだろう。でも、大丈夫。この子はあなたの小さい時にそっくりだ。きっといい子になるに決まっている。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 言葉の力 | トップ | 付き合いのいい男だった »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事