頼まれたことをついウッカリと忘れてしまったりすると、「本当に役に立たないんだから」と叱られたりする。確かに約束したことを忘れたなら、忘れた側に非がある。そういうことは日常の中ではよくあることだから、「ごめん、ごめん」ですむけれど、たとえばどうしても約束が守れなかった事情があったのかも知れない。「あら、忘れちゃったの。どうしたの?」くらいに軽く聞いてくれれば、「実は‥」と弁解も出来るかも知れない。「じゃあ、仕方ないじゃーないの」とでも言ってもらえれば、今度は真っ先にやっておこうという気になる。「どうしてこんな簡単なことが出来ないの。信じられない。どこかおかしいのじゃーない」と問い詰められると、もう答える言葉は無くなってしまう。
いつだったか隣りの小学校で、運動会の練習中に若い女の先生が「どうして出来ないの。やる気があるの。本当にわかっているの(本当は「馬鹿じゃあないの」と言いたかったところだろうが)」と怒鳴っていたけれど、子どもの頃の私は言えなかったけれど、今なら「ハイ、やる気がありません」と言ってやりたくなった。先生の説明が不十分だから子どもたちはどう動いていいのかわからないのに、言ったとおりに動かない子どもばかりを責めるのはおかしい。自分の教え方に問題はなかったのかという反省がなければ、さらにうまく子どもを扱うことはできないだろう。先生は権力者で、子どもたちは一方的に教えられる側にいるという先生と子どもの関係を絶えず意識していないと先生はワンマンになってしまう。
職場でも部下をやたらとしかりつける上司がいる。叱ることで本人は教えているつもりでいるから困ったものだ。部下が提案をしても全く頭から否定する。意見を述べても一切聞こうとしない。自分が思っていることと違うからだ。それで「全くわかっていない」と激しく罵倒する。部下から提案の根拠を聞いてみれば、その上でそれはこういう理由で間違っていると指摘したなら、部下もきっと納得するであろう。ところが、部下の提案の根拠も意見の理由も全く聞かずに、「お前は馬鹿か!」と怒鳴られて誰が理解できるのだろう。相手の脆弱を突くことくらい熟練した上司なら簡単なことであろう。押さえ込むことに優越感を抱いているとしか思えない。
自分の言うことに間違いは無く、あるとするならそれは理解できない相手が悪い、あるいはそもそも相手が馬鹿だから間違ってばかりいるのだ。そんな風にしか考えられない上司は多い。私は優れた上司とは部下を上手に使える人だと思っている。部下がいかに本気になって働いてくれるかで成果は出る。部下を使いこなせない上司は永遠によい成果を上げられないだろう。部下もまた、自分を認めてくれる上司だからこそ働く意欲が持てる。自分の提案が否定されれば、自分自身が否定されているような気さえしてしまうものだ。
たとえ、部下の間違った提案や意見であっても、まずは聞いて、それから間違いを正せばいい。どのように信頼関係を築いていくか、その気持ちが無い人は決して上には立てないだろう。人の上に立てる人は何よりも大きな心の持ち主でなければならないだろう。
いつだったか隣りの小学校で、運動会の練習中に若い女の先生が「どうして出来ないの。やる気があるの。本当にわかっているの(本当は「馬鹿じゃあないの」と言いたかったところだろうが)」と怒鳴っていたけれど、子どもの頃の私は言えなかったけれど、今なら「ハイ、やる気がありません」と言ってやりたくなった。先生の説明が不十分だから子どもたちはどう動いていいのかわからないのに、言ったとおりに動かない子どもばかりを責めるのはおかしい。自分の教え方に問題はなかったのかという反省がなければ、さらにうまく子どもを扱うことはできないだろう。先生は権力者で、子どもたちは一方的に教えられる側にいるという先生と子どもの関係を絶えず意識していないと先生はワンマンになってしまう。
職場でも部下をやたらとしかりつける上司がいる。叱ることで本人は教えているつもりでいるから困ったものだ。部下が提案をしても全く頭から否定する。意見を述べても一切聞こうとしない。自分が思っていることと違うからだ。それで「全くわかっていない」と激しく罵倒する。部下から提案の根拠を聞いてみれば、その上でそれはこういう理由で間違っていると指摘したなら、部下もきっと納得するであろう。ところが、部下の提案の根拠も意見の理由も全く聞かずに、「お前は馬鹿か!」と怒鳴られて誰が理解できるのだろう。相手の脆弱を突くことくらい熟練した上司なら簡単なことであろう。押さえ込むことに優越感を抱いているとしか思えない。
自分の言うことに間違いは無く、あるとするならそれは理解できない相手が悪い、あるいはそもそも相手が馬鹿だから間違ってばかりいるのだ。そんな風にしか考えられない上司は多い。私は優れた上司とは部下を上手に使える人だと思っている。部下がいかに本気になって働いてくれるかで成果は出る。部下を使いこなせない上司は永遠によい成果を上げられないだろう。部下もまた、自分を認めてくれる上司だからこそ働く意欲が持てる。自分の提案が否定されれば、自分自身が否定されているような気さえしてしまうものだ。
たとえ、部下の間違った提案や意見であっても、まずは聞いて、それから間違いを正せばいい。どのように信頼関係を築いていくか、その気持ちが無い人は決して上には立てないだろう。人の上に立てる人は何よりも大きな心の持ち主でなければならないだろう。
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