アメリカはギリギリのところで、債務上限引き上げに伴う財政赤字削減策について民主党と共和党の妥協が成立したようだ。来年の大統領選挙も絡み、大幅な歳出削減を主張する共和党はオバマ大統領を追い詰めていた。2日までに債務の上限引き上げが実現しなければ、アメリカ国債は債務不履行(デフォルト)に陥る。アメリカ国債を最も多く買い込んでいる中国や日本も同時に経済恐慌へ陥ることになるだろうから、まず、それはあり得ないとは思ったけれど、こうしてみるとどう考えても資本主義社会は行き詰っている。
いっそのこと債務不履行へ陥った方がハッキリしたのかも知れない。たとえ世界恐慌へと進んだとしても、地球そのものが無くなるわけではない。現にこれまでも経済恐慌へ陥った国はあったが、責任者である政府首脳は交代したが、国までは無くなっていない。経済恐慌で最も力のない貧しい人々は死に至ったけれど、富裕層はまたちゃんと立ち直っている。債権を保持できた富裕な人々は痛手は受けたけれど、それで儲ける側に回った人もいたはずだ。私は経済に疎いけれど、みんなが儲かるわけはないことくらいは判る。
ネズミ講が流行った時、「必ず儲かる」とその仕組みを聞いた。どんどん増やせばどんどん儲かると説明するけれど、人の数は限られているからどこかで限界になる、その時はどうなるのかと何故考えないのかと不思議な気がした。車だってテレビだって、あらゆるものは行き渡れば必ず購買力は減るはずだ。だから新製品を発表して次の商品を買わせたり、テレビのように地レジ化して無理やりにでもお金を出させる。それでも買う人の数が減れば、売れなくなるのは道理だ。人口は減少していくのに、これまでと同じ数の商品を生産しても決して売れないだろう。
これからの経済は「作らない、売らない」でも成り立つ仕組みになっていくだろう。右肩上がりの経済活動は終焉に向かっている。大きいことが良いことの時代は終わったのだと思う。地産地消は農業だけでなく、エネルギーや下水や上水、生活圏のあり方など、そうなっていくのではないだろうか。それでいて人々は国境を越えて自由に行き来できる。そんな新しい経済活動や新しい社会の仕組みをきっと生まれる時代が来ると思う。
日本の借金は地方自治体も合わせて約8百兆円と言われている。年収(歳入)の5倍の借金である。しかし、経済学者は「5倍程度の借金にビクつくことはない。サラリーマンがマイホームを購入するのに都市部では年収の5倍くらいは普通だ。それに国は歳を取らないし、税収が無くなることはないので、まだまだ借金できる。国民の貯蓄総額1千4百兆円までは可能だ」と言う。国債は償還によって返済するが、償還するために新たに国債を発行する自転車操業でなんとかやっているのにである。
解決法はあるのだろうか。先延ばしにしておけば何時かチャラに出来ると言う説もある。「増税して、財政の健全化を図る」とおそらく菅首相は真面目に考えたのだろうけれど、歳出削減に大鉈を振るう前に言ったのでは国民の納得は得られない。選挙で増税を主張して多数派になれるとは誰も思わない。すると国が潰れるまで放っておくという手しかないのだろうか。
いっそのこと債務不履行へ陥った方がハッキリしたのかも知れない。たとえ世界恐慌へと進んだとしても、地球そのものが無くなるわけではない。現にこれまでも経済恐慌へ陥った国はあったが、責任者である政府首脳は交代したが、国までは無くなっていない。経済恐慌で最も力のない貧しい人々は死に至ったけれど、富裕層はまたちゃんと立ち直っている。債権を保持できた富裕な人々は痛手は受けたけれど、それで儲ける側に回った人もいたはずだ。私は経済に疎いけれど、みんなが儲かるわけはないことくらいは判る。
ネズミ講が流行った時、「必ず儲かる」とその仕組みを聞いた。どんどん増やせばどんどん儲かると説明するけれど、人の数は限られているからどこかで限界になる、その時はどうなるのかと何故考えないのかと不思議な気がした。車だってテレビだって、あらゆるものは行き渡れば必ず購買力は減るはずだ。だから新製品を発表して次の商品を買わせたり、テレビのように地レジ化して無理やりにでもお金を出させる。それでも買う人の数が減れば、売れなくなるのは道理だ。人口は減少していくのに、これまでと同じ数の商品を生産しても決して売れないだろう。
これからの経済は「作らない、売らない」でも成り立つ仕組みになっていくだろう。右肩上がりの経済活動は終焉に向かっている。大きいことが良いことの時代は終わったのだと思う。地産地消は農業だけでなく、エネルギーや下水や上水、生活圏のあり方など、そうなっていくのではないだろうか。それでいて人々は国境を越えて自由に行き来できる。そんな新しい経済活動や新しい社会の仕組みをきっと生まれる時代が来ると思う。
日本の借金は地方自治体も合わせて約8百兆円と言われている。年収(歳入)の5倍の借金である。しかし、経済学者は「5倍程度の借金にビクつくことはない。サラリーマンがマイホームを購入するのに都市部では年収の5倍くらいは普通だ。それに国は歳を取らないし、税収が無くなることはないので、まだまだ借金できる。国民の貯蓄総額1千4百兆円までは可能だ」と言う。国債は償還によって返済するが、償還するために新たに国債を発行する自転車操業でなんとかやっているのにである。
解決法はあるのだろうか。先延ばしにしておけば何時かチャラに出来ると言う説もある。「増税して、財政の健全化を図る」とおそらく菅首相は真面目に考えたのだろうけれど、歳出削減に大鉈を振るう前に言ったのでは国民の納得は得られない。選挙で増税を主張して多数派になれるとは誰も思わない。すると国が潰れるまで放っておくという手しかないのだろうか。
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