友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

非難するより救いの手を出す

2018年02月11日 18時13分06秒 | Weblog

  雪雲がせり出してきたから、北陸はまた大雪なのかも知れない。福井県で大雪のため60時間も車中生活を強いられた運転手がいたし、車に閉じ込められたために排気ガスが入り込み命を無くした人もいた。そんな大渋滞の車の列に沿道の人が、食事や飲み物を差し入れたり、トイレを使わせてあげたりと救いの手を差し伸べたという報道もあって、やはり日本人は助け合いの精神に満ちていると感激した。

 ところが、パソコンを開くと、自衛隊のヘリが墜落して家が燃えてしまった被害者が、「許せないです」と発言したことを非難する言葉が載っていた。「墜落して亡くなった隊員のことを考えないのか」とか、「わざと落ちた訳じゃないし、許せないの意味が分からん」とか、「死ななかっただけ、いいじゃーないか」とある。国会で沖縄の米軍ヘリの不時着を質問していた時も、「それで何人死んだ」とヤジった副大臣がいたが、福井の人々の思いやりの心を見習って欲しいと思う。

 今日はカミさんの母親の妹が入院している病院へ見舞いに行って来た。義弟が車で迎えに来てくれたので、義弟夫婦と義妹と私たちの5人で出かけた。運転手の義弟に隣に座った彼のカミさんが、「ナビで探すのなら電話番号の方が早い」とか、「そこを左に曲がる」とか「そっちじゃーないでしょう」とか、いろいろ指示を出すので義弟は、「運転手に任せてくれないか」と言う。その様子を見ていて、どこも同じだなーと思う。

 手助けのつもりで言うのだろうが、運転している方にすれば、喧しいだけでむしろ邪魔でしかない。判断ミスだって招きかねない。本当に手助けが欲しい時は眠っていて、起きている時は口喧しく指示してくる。非難するのは容易いが、運転する側にとっては一瞬でも目が離せない。ここは静かに任せて欲しい。義弟は「相手を非難しないことは守っている」と言う。なかなか見かけ以上の太っ腹だ。


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