小学校の同級生からメールが届いた。「下肢と足裏前部の痺れ・違和感は神経内科でもらっている薬を服用していますが改善しません。別の薬まですると対処療法としては良くなるそうですが、認知症などの副作用もあるようなので踏み切れません。どうしたらよいか悩んでいます。アドバイスください」。
私は医学の知識も無く、彼の置かれている状況も知らない。素人の私が言えることは、「痺れが我慢できないのであれば、副作用の心配は次にして新しい薬に替えてもらう、副作用の方が心配なら痺れを我慢する、どちらに重きを置くかだと思う」という曖昧なものだった。
彼はカミさんに先立たれ、マンションでひとり暮らしのようなことが、年賀状に書かれていた気がする。小学6年の時、彼の家に遊びに行ったことがある。お父さんはトヨタに勤めていて、将来は重役と聞いた。確かに家にはステレオが置かれ、パンを焼くトースターがあり、バターを塗って、おやつで食べさせてもらった。中学からは名古屋の名門私学へ進んだので、交流が生まれたのは厄年(?)のクラス会からのような覚えだ。
クラスで群を抜いて成績もよく、お金持ちのオボッチャンだった。医者やトヨタ系の会社の重役の息子や娘は皆、名古屋の私学へ進学した時代だった。世界が違うと思っていたから、それを羨ましいとか妬ましいと思うことは無かった。
昨夜、ブログを立ち上げてしばらくした時、知人がメールで「安部ではなく安倍です」と知らせてくれた。本人は「どっちでもいいけど」と冷淡だ。お礼のメールをして、「どうしていますか」と尋ねた。オランダ人と結婚した娘の子どもが遊びに来ていて、「とってもイケメン」と称賛している。
年取ったからか、幸せなメールはいい。身体の不調ばかりが聞こえてくる中、ホッとさせてもらった。アレッ、雨が降ってきた。明日はどうなるのだろう。日赤病院でまた内視鏡検査を受ける。嫌だ、出来れば避けて通りたい。
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