2児の母である孫娘が、珍しくひとりでやって来た。子どもたちを保育園に預け、「仕事の話を聞いて来た」と言う。孫娘は公立病院で看護婦として働いているが、幼い子どもをふたり抱え、夜勤や休日出勤があり、家族の時間が取れないことに悩んでいる。
同じように子育て中の友だちの中には、公立病院では無いこともあって、今流行りのメルカリで看護婦の給料と同じくらいの売り上げがある友もいて、そういう手もあるかと思ったそうだ。しかし、仕事は子どもの医療にかかわる方がいいようだ。
介護や補助を必要とするのは高齢者ばかりでなく、入院するまでも無いが介助や保護を必要とする子どもが大勢いる。けれど、親は働かなくてはならないから、その子らの世話をする組織が必要になっている。
孫娘はそんな職場で働いたなら、子育てと両立出来るのでは無いかと考えているようだ。高齢者はどんどん増えているが、子どもの数は増えていない。結婚しない若者が多いのだから当然の結果だが、「産めよ増やせよ」と言っても、出来ない現実が孫娘の話からも察しがつく。
会社組織に加わり上司に従ってこき使われるのは嫌、好きなことをして好きなように暮らしていきたい。若い人のその気持ちは解るけど、でも、そんな暮しが本当に出来るのだろうか。下積み生活は誰もが通過する道だと、私たちは思って暮らしてきた。
けれど、孫娘がカミさんの疑問に答えて、スマホの使い方や4kテレビの操作を教えているのを見ていると、孫娘と50年の年代差を痛感する。もう、新しい時代が始まっているのに、古い価値観に拘り押し付けてはいけない。
私は孫娘のために、切り餅をフレンチトーストのように使えないかと思い、バターで切り餅を焼き、たっぷりの玉子で包み、上にチーズを載せて蒸し、最後に蜂蜜をかけてみた。「ワァー、美味しい」と言ってくれたからよかった。
作るのに一生懸命で、写真に撮るのを忘れた。残念!
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