たばこの気持ち

◎　昨年末（2006年12月15日）、港区の美化清掃キャンペーンへ参加してきたのである。昨夜は忘年会もあり、疲れきった身体で最終の新幹線および乗り換えの在来線が、久しぶりにきつくて仕方がなかった。なので、実は今朝の天気予報を見て、「雨は上がったのか。じゃ行くしかないな」と出かけた。本音としては参加したくなかったけれど、「雨上がり直後の清掃キャンペーンも初めてのことだから、行ってみるか」と思ったのである。

◎　所定の集合時刻に溜池山王駅へ着き、トイレに寄ったら清掃キャンペーンに来てくれた大先輩のＡさんがいたので、ごあいさつを申し上げた。先々月に体調を崩したと聞いていたが、療養の末、いつもの元気な表情に戻っておられた。さて、雨上がりのゴミ拾いで印象的だったのは…

（１）たばこの吸い殻は水分を含み、トングで拾うのが面倒である。
（２）車道と歩道を区切る植栽の工事現場でゴミが目立った。
（３）同じ場所で昨日も清掃活動が行われたせいか、ゴミは少なめだった。
（４）たばこの吸い殻以上に、ガムのポイ捨てが多かった。
（５）路面に貼りついたガムが、雨上がりだとうまく取れた。

ことなどであったが、とくにガムはトングの先端で引っかくようにするだけで、面白いくらいコロリ、スルリと路面から外れたのである。毎年の５月末、地元の自治会で駅前のガムはがし活動をした経験から、ポイ捨てガムの粘着力に手を焼いていただけに、今朝の体験は新鮮であった。というわけで、ポイ捨てガムは雨上がりに弱い。