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僕の育ったところは葉たばこの大産地だった…

2007年12月26日 | たばこの気持ち
◎ 私の生まれ育った塙町は、40年ほど前まで松川葉という種類の葉たばこの大産地でした。実家のある中間山地では、近所の農家で葉たばこを耕作していない農家が少なく、小学校の同級生でも「葉たばこ農家の子弟・子女」が多かったと記憶しています。これからの季節、苗床でスクスクと成長した葉たばこの苗が、畑へと移植する時期を迎えます。私の家では、麦の刈り入れ前に、畝(うね)と畝の間に葉たばこの苗を植えていました。

◎ 葉たばこが一定の大きさに育つまで、麦が風よけ、霜よけの役目を果たしていたようです。今朝の東北新幹線車窓からの眺めは、日差しをあびた雑木林の新緑が美しく、麦畑の緑もますます深みをおびていました。これから麦秋を迎えていくわけですが、少年時代の頃に立ち返り、麦畑の臭いや葉たばこの肌触りを含め、日本の葉たばこも南から畑に移植され、グングンと育っていく頃なのだという季節感を思い出した次第です。(2007 04/26)

※ 画像は、長年にわたり葉たばこ耕作者であった私の父です。来年87歳、元気に福島で暮らしています。(2007/12/26)
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