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『外務省に告ぐ』(その4)

2016年08月19日 | O60→70(オーバー70歳)
【98ページ】
小沢幹事長からすると、鳩山総理は、国民に対して向けるべき友愛を、官僚に対して向けてしまった。官僚は、現在、2つの戦線を開いています。第1戦線は、検察庁による小沢一郎潰しです。第2戦線が外務官僚と防衛官僚による普天間問題の強行着陸です。
----普天間を突破口に、官僚による静かなクーデターが始まったのです。このままだと民主党連立政権が政治生命を喪失し、主導権を官僚に握られる危険がある。鳩山総理にとっては、戦術的妥協に過ぎない今回の普天間問題の処理方法を、小沢幹事長は戦略的瑕疵と見て、このままでは権力が官僚に奪取されると危機感を強めているのです。このような現状認識の相違が鳩山総理と小沢幹事長の間をかつてないほど緊張させているのです。
【101ページ】
戦争や大災害に直面したときに----、「国のため、国民のために死ね」と命令しなくてはならない。国家は主権を持つ。主権とは究極的に国家が国民に「死ね」と命じる権利なのである。国家という単語に「国民の死」という意味が、最初から含まれているのだ。

[ken] 私は、9月23日~24日に放送されたNHKスペシャル「File.05ロッキード事件」を興味深く拝見しました。政治の世界と国家の闇が、数々の資料にもとづき紹介され、ドラマ仕立ての緊迫した再現シーンも迫力がありました。総理大臣経験者が逮捕される、という事件ほどではなかったにしても、小沢一郎潰しもかなり執拗でしたね。まだ、小沢一郎氏が現役の国会議員を続けていることを奇跡とすら思うほどです。101ページは「国家」の意味合いを述べています。平和な時代には隠されていますが、いざという時に発動される機能として認識しておく必要がありますね。(つづく)
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自転車に乗ったおじいちゃん!

2016年08月19日 | ここで一服・水元正介
▼軟式高校野球を横浜から遠い東京の府中市民球場で応援し、たばこが吸いたくなって喫煙所に行ったら、70歳の男子と何となく目が合いました。
▼そしたら、たばこ一本を吸い始め、吸い終わって、吸い殻を捨てるまで「長崎に生まれ、佐世保の定時制高校を卒業し、しばらく働いてから上京して46年経ちました。結婚相手は、職場の先輩から紹介された女子で、なかなか子どもに恵まれなかったのに、女、男と年子で授かり、今は孫が2人います。長男は目に障害があって、とても心配したのですが、幸い鍼灸師と整体師の国家資格を取りました。でもね、お店を持つまでにはならず、就活をしているのですが、とりあえず安心しています。それにしても高校生の野球の試合はいいですね。ここを通り過ぎようとしたら、野球をやっていると知り、久しぶりに見ましたが、とても元気をいただきました。あなたはもう少し応援して行くのでしょう。私はそろそろ失礼します」とお話しされました。
▼そして、自転車に乗り、私に手を振り帰って行きました。たばこが取り持つ、ホッカリとさせられる時間でした。
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