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日本統治下のタバコ工場跡について

2016年11月01日 | たばこをめぐる見聞記
▼先輩のFacebookからお借りした画像ですが、台湾を日本が統治していた時代のタバコ工場跡です。
▼かなりその面影を残して、デザインセンターとして再開発されています。看板の「松山」は四国・愛媛県の松山ではありません。台湾です。
▼先輩によると、他にも戦前の台湾総督府関連の建物がリノベーションされて、立派に活躍しているそうです。親日感情の理由もうなづけますね。
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『世界共和国へ』 (その5)

2016年11月01日 | O60→70(オーバー70歳)
【48ページ】
生産物交換が共同体と共同体の間に始まるのと同様に、国家は共同体と共同体の間に発生するのです。しかも、これらは別々の事柄ではありません。(中略)
国家は共同体の中から発生するものではありません。それは本来、一つの共同体が他の諸共同体を継続的に支配する形態なのです。したがって、国家の基盤は何よりも暴力的収奪にあるのですが、それが一時的なものではなく永続的かつ拡大的であるためには、むしろ被支配者を保護し育成しなければならない。

【49ページ】
国家は、他の国家からの略奪に対して、共同体を防衛します。また、積極的に「公共的」事業を興す。たとえば灌漑のような大がかりな事業です。(中略)そこに一種の互酬の擬制が成立するわけです。また、共同体の間で葛藤・対立があるとき、国家はそれを調停し制御します。かくして、国家は公共的あるいは理性的であるという観念が生じるのです。

(ken) 私たちの戦後世代になると、「お国のため」という考えは皆無ですし、それだけ「国家」を意識する機会が少ないといえますね。この際、本書を通して「国家の成り立ち」や「国家の本性」を学んだり、復習しておくことが大事だと思いました。
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