goo

ハロウィンで猫になった少女です!

2016年11月02日 | O60→70(オーバー70歳)
Facebookの投稿で、とても可愛い写真が投稿されていたので、ささっと描いてみました。人物を描くのは難しくて、もっと子どものように、大胆なタッチが出ないものか悩み中です。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

『世界共和国へ』 (その6)

2016年11月02日 | O60→70(オーバー70歳)
【51ページ】
国家は、そもそも他の国家(敵国)を想定することなしに考えることはできません。国家の自立性、つまり、国家を共同体や社会に還元できない理由はそこにあります。

【53ページ】
~、それは軍事的・産業的な技術だけでなく、人間を統御する技術―――をもっていました。このような帝国では、皇帝による専制支配というよりも、官僚機構による専制支配があり、官僚層こそが支配階級だったのです。(中略)
~互酬原理は、そうたやすく消滅しないのです。それは集権的な国家に移行することに抵抗するばかりではない。国家が成立しても、それは執拗に残存します。その点で興味深いのは、モンゴルが中国を支配してできた元王朝です。遊牧民でもあるモンゴルは、中国で東洋的国家体制を受け継ぎながら、支配階級の間では部族的な互酬原理(民主主義)を払拭することができなかった。そのために、例外的に「元帝国の封建体制」と呼ばれる事態が生じたといわれます。

(ken) 国家は「軍事的・産業的な技術だけでなく、人間を統御する技術(官僚制)」で成り立っていることを理解しておくことが、今でも大事です。わが国や韓国はもちろんですが、中国における「科挙制度」は姿を変えて現存していますね。また、かつての元寇が成功していたら日本はどうなっていたのでしょうか。案外、「元帝国の封建体制」からすれば、現在と変わらなかったかも知れませんね。それにしても、日本の大相撲ではモンゴル人横綱の時代となっていますが、元帝国はモンゴル人が支配していたことを考えると、歴史の深さや不思議さを思わざるを得ません。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )