昨日閉会した県議会では、議員歳費が焦点になりました。
議会に先立ち開催されていた各派代表者会議で、議会基本条例の制定とともに、この9年間削減をつづけてきた議員歳費について、自民党が「景気対策のためにもうやめよう」と「賃上げ」を主張。
私やほかの会派は削減継続を主張しましたが、自民党はゆずりませんでした。
私が民主党の代表に「削減継続の議案をだしましょう」と提案し、昨日の本会議では、自民党以外の会派の発議で削減継続の議案がだされました。
民主党の野田議員が提案理由の説明をおこない、私は賛成討論をおこないました。
自民党の斉藤議員が「県職員の賃下げも3月で終わる」などと反対討論、自民党だけの反対多数で否決されました。
県議会基本条例を制定して、初の仕事が、みずからの「賃上げ」となったのは皮肉です。
県民や中小企業が消費税増税などで戦々恐々としているのかでの「お手盛り」は県民からも批判されるでしょう。
6月議会から、県民から見て、「県議会が変わったな」との変化を基本条例にもとづいてつくりだすことがいっそう大事になります。
■議員歳費削減に賛成討論
私が初当選させていただいた15年ほど前のことです。1年生議員にたいして、自民党議員の大先輩から「きみら1年生議員も私もおなじ給料だ。しっかり仕事をしろ」と声をかけられました。
当時私は、1期目の議員と5期、6期とつとめている議員が同じ歳費ということも知りませんでしたので内心驚きましたし、そうであれば、党派は違っても先輩議員に負けないように働かなくては、と思ったものでした。
今回の議案は従来通り議員歳費の減額をつづけようというものです。知事も副知事も減額していますし、県庁職員、教職員、警察のみなさんも補正予算でだされたように巨額の減額でありましたし、この間、退職手当などの減額もつづいています。
もちろん私は、職員のみなさんの給与や退職金削減などにはいっかんして、地域経済の観点からも反対してきたことはご承知のとおりです。
いま自民党政府は、消費税増税をはじめ、年金削減や医療費値上げなど国民生活をさらに痛めつける政策をこれでもか、と相次ぎくりだしてきています。
国民県民には「我慢しろ」と言い、自分たちは「我慢できない。歳費をあげよう」では政治家としては筋が通らないではありませんか。
歳費削減は継続すべきであることをよびかけて、賛成討論といたします。
★
■NHK・・・新年度予算案可決し県議会閉会
2月の定例県議会は、観光振興などに重点を置いた、一般会計で約4823億円にのぼる新年度予算案などを可決して閉会しました。
2月定例県議会は、最終日の19日、本会議が開かれ、一般会計で約4823億円にのぼる新年度の予算案など、96の議案を可決しました。また、TPP=環太平洋パートナーシップ協定について、交渉に関する情報開示を徹底するよう求める意見書。コメの生産調整が見直されることから、農業の規模拡大に取り組むことなどを、国に対して求める意見書が、全会一致で可決されました。
手話を言語と位置づけた上で、市民が使いやすい環境整備を目指す法律を国に制定するよう求める意見書も全会一致で可決されました。
一方、県議会議員の議員報酬を、月額3%減額する期間について、来年4月末まで延長する条例案は賃上げの流れに逆行することなどを理由に否決されました。
03月19日 19時35分
議会に先立ち開催されていた各派代表者会議で、議会基本条例の制定とともに、この9年間削減をつづけてきた議員歳費について、自民党が「景気対策のためにもうやめよう」と「賃上げ」を主張。
私やほかの会派は削減継続を主張しましたが、自民党はゆずりませんでした。
私が民主党の代表に「削減継続の議案をだしましょう」と提案し、昨日の本会議では、自民党以外の会派の発議で削減継続の議案がだされました。
民主党の野田議員が提案理由の説明をおこない、私は賛成討論をおこないました。
自民党の斉藤議員が「県職員の賃下げも3月で終わる」などと反対討論、自民党だけの反対多数で否決されました。
県議会基本条例を制定して、初の仕事が、みずからの「賃上げ」となったのは皮肉です。
県民や中小企業が消費税増税などで戦々恐々としているのかでの「お手盛り」は県民からも批判されるでしょう。
6月議会から、県民から見て、「県議会が変わったな」との変化を基本条例にもとづいてつくりだすことがいっそう大事になります。
■議員歳費削減に賛成討論
私が初当選させていただいた15年ほど前のことです。1年生議員にたいして、自民党議員の大先輩から「きみら1年生議員も私もおなじ給料だ。しっかり仕事をしろ」と声をかけられました。
当時私は、1期目の議員と5期、6期とつとめている議員が同じ歳費ということも知りませんでしたので内心驚きましたし、そうであれば、党派は違っても先輩議員に負けないように働かなくては、と思ったものでした。
今回の議案は従来通り議員歳費の減額をつづけようというものです。知事も副知事も減額していますし、県庁職員、教職員、警察のみなさんも補正予算でだされたように巨額の減額でありましたし、この間、退職手当などの減額もつづいています。
もちろん私は、職員のみなさんの給与や退職金削減などにはいっかんして、地域経済の観点からも反対してきたことはご承知のとおりです。
いま自民党政府は、消費税増税をはじめ、年金削減や医療費値上げなど国民生活をさらに痛めつける政策をこれでもか、と相次ぎくりだしてきています。
国民県民には「我慢しろ」と言い、自分たちは「我慢できない。歳費をあげよう」では政治家としては筋が通らないではありませんか。
歳費削減は継続すべきであることをよびかけて、賛成討論といたします。
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■NHK・・・新年度予算案可決し県議会閉会
2月の定例県議会は、観光振興などに重点を置いた、一般会計で約4823億円にのぼる新年度予算案などを可決して閉会しました。
2月定例県議会は、最終日の19日、本会議が開かれ、一般会計で約4823億円にのぼる新年度の予算案など、96の議案を可決しました。また、TPP=環太平洋パートナーシップ協定について、交渉に関する情報開示を徹底するよう求める意見書。コメの生産調整が見直されることから、農業の規模拡大に取り組むことなどを、国に対して求める意見書が、全会一致で可決されました。
手話を言語と位置づけた上で、市民が使いやすい環境整備を目指す法律を国に制定するよう求める意見書も全会一致で可決されました。
一方、県議会議員の議員報酬を、月額3%減額する期間について、来年4月末まで延長する条例案は賃上げの流れに逆行することなどを理由に否決されました。
03月19日 19時35分