前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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感無量

2016年07月14日 | Weblog
 参議院議員選挙がおわりました。
野党統一候補が1人区32選挙区すべてで実現し、11選挙区で勝利したことは、安倍政権の憲法無視の独裁政治を変える道が残されていることを国民にしめしたのではないでしょうか。さまざまな政党、労働組合、団体、グループ、個人の小さくない差異を超えて、立憲主義を取り戻す、戦争する国にはしない、という政治の基盤で団結をつくれたのです。
 福井では、日本共産党が山田和雄常任を選挙区候補として発表していましたが、ピースふくいのみなさんを母体とした政策協議がまとまり、選挙区候補から比例候補へと重い決断をおこないました。

 野党統一候補となった横山たつひろ氏の事務所開きに参加した際に、マスコミから感想を聞かれ、とっさに「感無量です」と答えました。

 私は1977年、18歳の時に名古屋市で日本共産党に入党しました。獣医の夢をえがいていた伯父・佐藤進を戦死に追い込んだ戦争にただひとつ反対した政党が日本共産党だ、と教えてもらったのです。
当時の名古屋市は共産党も与党の革新自治体で、入学した4月から選挙戦ボランティアに参加しました。
 東京、大阪、京都、名古屋など全国にひろがった社会党・共産党を中心とする革新自治体は自民党などの攻勢で衰退がはじまった時期でもありました。
 1980年には社会党と公明党が共産党をのぞく政権合意をむすび、国政選挙では共産党と社会党が協力する関係はできないまま、「4割台の得票で8割の議席」と批判された小選挙区制導入などで民意が反映されにくい国会構成が今日までつづいています。

 このまま自民党がマスコミににらみをきかせ、世論操作もおこないながら、秘密保護法、戦争法、憲法改憲・緊急事態条項へと戦時体制・国民抑圧へとすすむのを許してはならない、と誰もがつよく感じていました。
 日本共産党の志位委員長が戦争法廃止の国民連合政府提案、それを実現していくための選挙協力を打ち出し、今回の参院選で野党共闘がすすめられ、反転攻勢への新たな局面を切り開いたことは国民の希望です。

 私は選挙権を得て以来、国政選挙ではじめて日本共産党以外の候補者に投票しました。
 300万人以上の日本人の犠牲のうえにつくられた日本国憲法9条をつぶそうとする企てを許すことは新たな戦死者をうみだす道です。
 今回の取り組みをさらに幾重にもひろげていきましょう。