前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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自民党富山県議の政務活動費不正について考える

2016年07月18日 | 福井県政
昨日は地元の方が取り組んでいる福祉会のお祭りに。
夏の新蕎麦、メロンのスムージー、焼き鳥などなどおいしくいただきました。
 施設のできる前はご夫婦や支援者のみなさんが夏も冬も駅前などで支援を訴える募金活動をされていた姿が印象に残っています。
 10周年おめでとうございます。







 自民党の富山県議会議員で副議長をつとめていた矢後氏が、400万を超える架空の書籍代を領収書偽造で政務活動費から横領した。
これまでも兵庫県議の「カラ出張」などが国民的批判をあびたが、北陸でも同様の事案が起こった。

 「うその支出」「領収書偽造」という犯罪行為がながく続けられ、チェック機能が働かなかったことは検証されなくてはならないでしょう。
当然、富山の日本共産党や市民団体はじめ県民は議員辞職を要求し、辞職した。

 しかし、検証がとまってはいけないと思う。


 
 今回の政務活動費からの書籍購入の扱いについては、私も、使用済みの書籍資料は公選法の特例を認めて、議会図書室などへの寄贈を認めるべき、と提案してきた。
 しかし、寄付行為とのグレーゾーンにある、との選管の回答や、すでに満杯状態の図書室の状況などから実現にいたっていない。
 私はこれまで購入した書籍で使用済みの書籍数百冊を県の再利用BOXなどをやむなく活用している。

 いずれにしても、今回はそもそも購入実績がなかったわけで論外ではあるが。


■北日本・・・・ 
 書籍代の領収書を偽造して政務活動費を不正に受け取った問題で、前県議会副議長の矢後肇氏(56)=高岡市醍醐=は16日、高岡商工ビルで記者会見し、「県民の県政に対する信頼を大きく損ねる行為をした。深くおわび申し上げる」と述べ、議員辞職を表明した。自民党も離党する。

 矢後氏は「自民党に寄せられた多くの有権者の期待と信頼も裏切った」と語り、深々と頭を下げた。議員辞職願と離党届は週明けに手続きを確認した上で、速やかに提出するとした。政界から完全に身を引くつもりかどうか尋ねられると、「今は先のことを考える余裕がない」と明言しなかった。

 2010~14年度に書籍代として約460万円を不正請求した理由に関しては「政治活動に使いたかった」と説明した。ほかにも収支報告書に虚偽の記載をした疑惑が浮上していることについては、同席した弁護士が調査中のため現時点では答えられないと回答。弁護士による調査と県議会事務局との協議を踏まえ、不正と見なされたものは返還するとした。

 矢後氏は慶応大法学部卒。北陸銀行勤務を経て、03年の県議選高岡市選挙区で初当選した。県議会自民会派に所属し、4期目。今年3月から副議長を務めていた。既に副議長を辞任し、自民会派も離脱している。


■矢後氏の政務活動費不正問題■

 2010~14年度の政活費で、約460万円分(約450冊)の本を同じ書店で買ったと県議会に収支報告書を提出。『研修医のための早朝講義』『確率論史』といった高価な専門書が多数あり、13日に全てうそだったと認めた。矢後氏は架空請求した額はすべて返還するとしている。


■北日本・・・「自分が県政の妨げ」 矢後県議辞職表明

 「自分が県政発展の妨げになる」。16日、政務活動費の架空請求問題で議員辞職を表明した矢後氏の記者会見。13年余りにわたって着けた議員バッジを胸から外し、県民への謝罪の言葉を繰り返した。一方、政活費の不正や使途については「弁護士に調べてもらう」と繰り返すばかり。今後の政治活動は「白紙」と語った。 

 矢後氏は午前11時半ごろ、弁護士に付き添われ、高岡市内の会見場に姿を見せた。疲れ切った表情を浮かべ、「県政に対する信頼を損ねた」と深々と頭を下げた。

 辞職理由を「きょうの富山より、あすの富山がより良くなってほしいという気持ちは変わらない。辞することが富山をより良くすることになる」と説明。不正が明るみになった13日に決心していたものの、後援会の了承を得るため、辞職表明に時間を要したという。

 発覚当初、南砺市の書店の領収書を偽造した以外に、不正を犯していないと説明していた。その後、高岡市内の書店でも実際は雑誌などを購入していたのに専門書などを買ったなどと収支報告書に虚偽の記載をしていた疑いが浮上した。

 この日の会見で説明を求められると、弁護士が「(不正請求した政活費の返還に向けて)調査を進めており、個別の内容には答えられない」と矢後氏の発言を遮る場面もあった。矢後氏は「(記憶に)自信がない。第三者に調べてもらう」と述べるにとどめた。

 辞職を受け、10月に想定される県議選高岡市選挙区の補選については「自分が出ることは考えられない」と出馬を否定した。政活費以外に、議員の立場を利用した不正はないのかと尋ねられると「ないと思います」と即答した。