前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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福井県議会議員研修会。京都府ものづくり振興課長の西村敏弘氏が講演

2016年07月29日 | 福井県政
昨日は県議会議員研修会、高校生県議会打ち合わせ、地域訪問活動などでした。
議員研修会は、京都府商工労働観光部 ものづくり振興課長の西村敏弘氏が「京都Makersの発展に向けて」と題して講演されました。
 西村氏は、「京都府のGDPは10兆円弱で全国16位ぐらいだが、推移がよくなくて危機感がある。事業所数も減少している。」「100年以上企業で府が表彰した企業が1900社。独特の倫理観、政策哲学がある」「府としての財政支援は2400社にたいしておこなっている。創業ブームで1700社が創業。コワーキングスペースを整備しているが人気ある」「廃業でも黒字廃業が6割。後継者難。家族ではなく、第三者を経営者にしていくことをマッチングしている。個人経営のところでは会社所有と経営が一体化していて、第三者への引き継ぎに課題も大きい」「中小の最初の1品の実績づくりが大事」「産業政策に行政区域はあまり意味ない、広域連携で」などのお話を豊富な資料、ビデオで語られました。アニメや映画の話は太秦や漫画学科などがある京都ならではでした。
 商店街でも、「300あるが元気なのは80ぐらい。ランク分けして支援している」とのことでしたが、福井市内の商店街のお寒い状況を、わたしたちも20年ほど前から警鐘を鳴らしてきましたが、衰退がとまらず、そういう意味で地域産業が衰退しているのは残念です。
 よく内発型の地域振興、ともいわれますが、外部資本頼みではなく「人づくり」を考えていかなくてはならないと思います。県内にも、「100年企業」「50年企業」など多くあるでしょうから、行政としての分析もおこない、誘客はもちろんですが、地域経済の発展のキーとしての活用も考えていく必要があるのではないでしょうか。