昨日は街頭宣伝、新幹線工事であわら市で崩落事故がおこったことでの申し入れ、6年半たつ福島原発事故を忘れない・再稼働反対市民行進、9条の会ふくいの定例会などでした。
再稼働反対市民行進では私も、「北朝鮮のミサイルに備えて軍事訓練・国民保護訓練をやるなら、まず知事は原発停止を要請すべきだ」などと訴えました。
原発事故を風化させてはなりません。それはとりわけ日本で最大の原発集中地でもある福井県民の共同の責務だと思います。
あわら市でおこった北陸新幹線工事でのトンネル崩落事故。負傷者が一人もでなかったことは幸いですが、一歩間違えば、作業員や地域住民を巻き込んだ大惨事になりかねませんでした。
日本共産党は、南県委員長、金元書記長、藤岡北越地区委員長と私で、緊急に鉄道運輸機構と福井県にたいして、原因究明と再発防止、住民説明などを申し入れをおこないました。
鉄道・運輸機構では福井鉄道建設所の玉本所長、県庁新幹線建設推進課では稲葉課長に対応していただきました。
玉本所長は「専門家も入れた調査を検討している。住民のみなさんには適切に説明していきたい」などと回答しました。
■申し入れ書
2017年9月11日
鉄道建設・運輸施設整備支援機構大阪支社御中
日本共産党福井県委員会
委員長 南秀一
北陸新幹線トンネル工事にともなう崩落事故についての申し入れ
「8日早朝、あわら市柿原の北陸新幹線柿原トンネルの工事現場で、土砂崩落が発生し、トンネル上部にある柿原グラウンドが直径15メートルにわたって陥没した。作業員5人は、事前に上部のひびわれに気づいて避難し、無事だった」と報道されています。
負傷者がでなかったことは幸いでしたが、作業員やグラウンド使用の住民が巻き込まれれば大惨事は避けられず、このような重大事故を起こしたことに厳重に抗議し、以下の点を申し入れます。
1、 まず事故原因究明と再発防止対策に全力をあげてください。コスト面からナトム工法が主流ですが、地表面に今回のような住民施設などがある場合、より安全側にたった対応が求められます。
そういう点では地表面の沈下などを測定し、ゆるみの限界を超えないように吹き付けコンクリートの厚さなどを加減することが必要、とは都市部でのナトム工法の原則ですが、こういう点が守られていたのかどうか、県民に明らかにしていただくことが必要です。
2、 マスコミ報道でも地元住民のみなさんのなかには不安がひろがっています。
崩落したグラウンドの原状回復を早急におこなうとともに、地元での説明会の開催などをおこない、地元住民への丁寧な対応につとめてください。
3、 新幹線敦賀開業時期を前倒ししたことにより、本来講ずるべき安全対策が弱まることは本末転倒です。工事関係者と地域住民の安全を第一に工事施工にとりくんでください。
以上