物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

【エッセイ】クーペ・スタイル

2009年03月03日 | Weblog
 東京の友人O氏から久しぶりにメールが届く。O氏は建築デザイナー&商業プロデューサー、自分のことは「職業:戦略家」だと言う。いわゆるインディペンデント・コントラクターなのだが、その辣腕ぶりと顧客の信頼から東京を中心に常に複数のプロジェクトを抱えて仕事をしている。ただ感心するのは決して仕事一辺倒ではなく、たまに突然1年間くらい休業し「充電期間」に充てたりするところ。インプットも怠らない。今回連絡が久しぶりだったのは、まさにここ1年くらい仕事を休み、プライベートジムで徹底的に体を鍛えたり、自分の住む家の家具の製作などをしていたからだそうだ。
 メールにはおびただしい数のワードファイルが添付されている。O氏が某雑誌にずっと連載していたエッセイの原稿である。私はこのエッセイ「クーペ・スタイル」が好きでよく読んでいたのだが、なにせ雑誌の値段が高く立ち読みが主であった(笑)。以前本人とそんな話をした時に「今度原稿送るよ」と言ってくれてて、先日連載が終了したのを機に全原稿データをメールしてくれたのだ。早速全部出力する(凄い量!)。生活の中におけるモノや事象をキーワードとし、どのように充実してかつオシャレに暮らしていくかが読みやすいタッチで書かれている。家でビールを飲みながら(またそういうシチュエーションが似合う内容だ)まとめて読んだ。う~ん、やはり面白い・・・!。
 このエッセイに限らずO氏と直接話をしていても、いつも恐れ入るのは彼の複眼的視点。件のテーマについてズバリ本質的なことを述べているかと思うと、別のテーマでは「こんな考え方アリ!?」といった常人とは違う切り口の意見を語る。野球のピッチャー風にいうなら「右の本格派」と「左の技巧派」どちらも使い分けることができるのだ。本エッセイの中の表現をそのまま借りると「新しい概念を生み出す、引き出すことを生業としている私のプライド」に非常にこだわっている。タメ年なのにこんなにセンスやバイタリティが違うものかとジェラシーすら感じる(^_^;)
 まあ、羨ましがっても始まらない。次回大阪に仕事で来るときには一緒に飲もうという話になった。「万物万人師たらざるものは無し」、しっかり楽しく学ばせてもらいます!
コメント (2)
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