私は原辰徳が嫌いである。学生時代からの野球エリートは、念願のジャイアンツにドラフト1位で入団し、ONなきあと常勝巨人軍の4番バッターとなる。引退後も解説者を経て古巣の監督を務め3度のリーグ優勝。昨年はあろうことか13.5ゲーム差をつけていたわがタイガースをひっくり返しペナントレースを制する。非の打ち所のない野球キャリア。甘いマスクに優等生的さわやか発言。私は原辰徳が嫌いである。
その原が今回、第2回WBC日本代表監督に任命された。北京五輪の惨敗で代表監督の人選は混迷を極め、最後にお鉢が回ってきた格好だった。そこで原はあえて火中の栗を拾った。野球の国際大会にプロの参加が全面解禁されてから、日本代表は、「長島ジャパン」、「王ジャパン」、「星野ジャパン」と監督の名前を冠したチーム名で呼ばれた。でも今回は「侍ジャパン」。原の「色」が出ていない。(サムライて…(^_^;))わけの分からないニックネームを付けられて本人はどんな気持ちだったのだろう。
でも原は大会前からずっと、その明るさとさわやかさを絶やすことなく、個性的なタレント集団をまとめあげた。自身のカリスマ性でもってぐいぐい引っ張っていくやり方ではない。むしろできる限り前面に出ることなく、選手を下から持ち上げるサーバントなリーダーシップを発揮していた。
今日の決勝戦、9回裏ダルビッシュが打たれ同点にされた時、ベンチの原の表情が映し出されたが、彼は笑っていた。もしこれが長島なら首を振りながらオーバーに悔しがり、王なら眉間にしわを寄せしかめっ面になり、星野ならベンチを蹴り飛ばしていただろう。でも原は精一杯笑っていた。その表情を見たときに「日本勝つんちゃうか?」と根拠もなく感じた。そして最後はチームリーダー・イチローの決勝打が飛び出し、日本は見事優勝!
振り返ると、韓国の5安打に対して、日本打線は15安打を放ったが、延長戦までもつれ込んでしまった。
「もう少しね。うまい監督なら、もう少し点を取れたと思うんですけど。それでも、辛抱しながら全員で戦った」
と反省を込めてインタビューに答える原。ここは胸張ってもっと自画自賛してもいいところだが。あくまで優等生。だから私は原辰徳が嫌いなのである。
でも・・・
ありがとう「“原”ジャパン」!!
その原が今回、第2回WBC日本代表監督に任命された。北京五輪の惨敗で代表監督の人選は混迷を極め、最後にお鉢が回ってきた格好だった。そこで原はあえて火中の栗を拾った。野球の国際大会にプロの参加が全面解禁されてから、日本代表は、「長島ジャパン」、「王ジャパン」、「星野ジャパン」と監督の名前を冠したチーム名で呼ばれた。でも今回は「侍ジャパン」。原の「色」が出ていない。(サムライて…(^_^;))わけの分からないニックネームを付けられて本人はどんな気持ちだったのだろう。
でも原は大会前からずっと、その明るさとさわやかさを絶やすことなく、個性的なタレント集団をまとめあげた。自身のカリスマ性でもってぐいぐい引っ張っていくやり方ではない。むしろできる限り前面に出ることなく、選手を下から持ち上げるサーバントなリーダーシップを発揮していた。
今日の決勝戦、9回裏ダルビッシュが打たれ同点にされた時、ベンチの原の表情が映し出されたが、彼は笑っていた。もしこれが長島なら首を振りながらオーバーに悔しがり、王なら眉間にしわを寄せしかめっ面になり、星野ならベンチを蹴り飛ばしていただろう。でも原は精一杯笑っていた。その表情を見たときに「日本勝つんちゃうか?」と根拠もなく感じた。そして最後はチームリーダー・イチローの決勝打が飛び出し、日本は見事優勝!
振り返ると、韓国の5安打に対して、日本打線は15安打を放ったが、延長戦までもつれ込んでしまった。
「もう少しね。うまい監督なら、もう少し点を取れたと思うんですけど。それでも、辛抱しながら全員で戦った」
と反省を込めてインタビューに答える原。ここは胸張ってもっと自画自賛してもいいところだが。あくまで優等生。だから私は原辰徳が嫌いなのである。
でも・・・
ありがとう「“原”ジャパン」!!