物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

直感力

2010年02月07日 | Weblog
 定期配信されてくる某人事コンサルタントのメールマガジンに興味深い記事が載っていた。「『直感力』というのはバカにできない。直感的な行動や発想は、少なくともその場では、論理的に説明できないものだが、 実はとても論理的で適切であることが多い」とのこと。
「直感は常に物事を考え続けている人の脳が、物凄く高速回転をしている状態から生まれる。あまりにその回転が速いために、その理由がその場では説明できないのである。だから後から理由を聞かれても『気がついたらそうしていた』とか『無我夢中でそういう行動にでた』というような返答になってしまう。しかし本当は脳の回転が生み出す論理的な思考であり、結果として精度が高くなる場合が多い」。
 なるほど、面白い考え方である。
 以前、棋士の羽生善治も、
「どの局面でも、あまたある指し手の中から、良さそうな手を3つくらいに一瞬で絞る。そこから長考して最善の手を選ぶ。その直感は80%くらい当たっている」
というようなことを言っていた。
 ただし、直感の精度を上げていくには、当然のことながら知識や経験から成り立つその人の中にある“脳内データベース”の質と量を充実させていく必要があると思う。結局そのためには、常に学び、考え、行動しておかなければならないのだ。
コメント
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