物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

朝青龍引退

2010年02月06日 | Weblog
 朝青龍引退。泥酔して一般男性への暴行が引き金になるとはなんとも後味が悪い。

 先日、社内で教育コンサルタント原田隆史氏の講演があり、暴行事件渦中の朝青龍を例にとり、「人格の上に能力がある。すなわちまず人格を高めないと一流の人間にはなれない」というようなことを言っていた。私のイメージは少し違う。能力がまず発揮され、業績やパフォーマンスが上がり、それに付随し人格も高まっていくという成長パターンもあるのではないか。「立場が人をつくる」というような。
 渡辺久信は自著『寛容力』の中で「若い頃は破天荒で年配者から顔をしかめられていた。でも実績を上げていたのでそれをよしとしていた。それがべテランになり責任感も出てきて、選手として晩年苦労したから今の指導者としての自分がある」というようなことを述べている。若いがダルビッシュもそんな感じじゃないか。意外と亀田興毅も、世界チャンピオンになってから言動が変わってきているし(まだコイツはこの先分からないけど・・・)。
 朝青龍については、本来最も厳しく指導すべき高砂親方のスタンスに問題があった。「横綱のあり方」、「業界の掟」などといった、理屈があってないようなことを教えるのなら、もっと問答無用、強圧的に従わせるべきであった。それができないのなら、文化・価値観の違う外国人だという前提に立ち、根気よく噛み砕いて、相手の腑に落ちるよう説いていかなければならない。弟子がアスリートとして頂点を極めてからでも決して遅くはない。弟子が横綱、自身の最高位が関脇、そんなものも関係ない。あくまで師匠、指導者だろ。それがこれまで数々の失態に対しても、中途半端に朝青龍を擁護し、煮え切らない抗弁を繰り返し、結局横綱をダメにしてしまったのである。
 朝青龍は、引退会見後も飲み会に行ってそのままハワイへトンズラしたらしい。本人もある種、サッパリしたんじゃないの。あとは総合格闘技に転向するなり、モンゴルで大統領になるなり、好きにやってくれ。

 まあある意味、一番ホッとしているのは、いきなり難題が決着した貴乃花理事だったりして(^_^;)。
 改革頼むで。大阪場所は行くから。
コメント (6)
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