物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

普通の講演

2010年02月25日 | Weblog
 木曜日、終日本社かいわいにて勤務。夕方は本社ビルのメインホールで講演会があったので聴講。講師はとある経営コンサルタントで、テーマは、管理者としての心構えや取るべき行動について、というようなもの(表現は正確ではない)。こんなん初めてというくらい「普通」であった。ものすごく普通。あまりにも普通。なにはともあれ普通。
 レジュメも、「こんな管理者は危険な兆候だ!」とあって、書いてることは、
 ・部下には厳しく自分には甘い
 ・何事にも否定的で消極的なものの見方をする
・・・などなど20か条。普通。

 「やる気を起こさせる8ヶ条」
 ・能力をフルに発揮できる仕事を与える
 ・責任を持たせて、自由に仕事をさせる
・・・などなど8か条。そして普通。

 「上手な誉め方10項目」
 ・部下のいいところ、長所を見つける
 ・いいところに気付いたらその場ですぐにほめる
・・・などなど10ヶ条。やっぱ普通。

 こんな感じでひたすら1時間半、200名の聴講者の前で「普通」を並べ立てる。
 講演終了後、場内から質問。
「先生は『できる部下を作る前に良い人間を作ろう』とおっしゃってましたが、具体的に管理者はどのようにすればよいのでしょうか?」
「それはあなたが良い人間になるのです(一言。以上)」
(えっ・・・!?普通やん・・・)

 ここまで普通を極めるとあるいみ立派。「芸」の域である。
コメント
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