物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

絵本コーチング

2010年02月22日 | Weblog
 先日の合宿で、コーチング仲間のSさんが、最近「絵本コーチング」なるものを勉強しているということで、1時間ほど中身を紹介してもらった。絵本にかかれている物語をもとに、相手の考えていることを引き出していく、というコーチングの応用手法である。師事しているのは「絵本ソムリエ」岡田達信氏という方で、この人のセミナーに通っているとのこと。
 絵本というのは、作者が考え抜いて厳選したエッセンスを、シンプルな絵と言葉で表現している。ストーリー性があり、なんらかの示唆に富み、奥が深い。しかも読み終えるのに時間がかからない。
 当日Sさんは、旅行用のキャリーバッグに膨大な絵本を詰めてやってきた。それらをテーブルの上に並べて、そのうちの4冊を実際に読み聞かせてもらいながら、まずその本のテーマについて簡単にレビューし、次にそのテーマをもとに自分の人生や価値観を振り返る。そして10人くらいで披露しあう。それがなんか自然で心地よい。「あ、引き出されてるな、オレ」と感じる。一種のセラピーみたいなものか。
 時間の関係でほんの“さわり”だけの体験だったが、大変面白かった。
 終わってからも、テーブルに広げてある他の絵本をかたっぱしからみてみる。『三びきのかわいいオオカミ』というフランスの絵本が興味深い。『三びきのコブタ』のパロディーで、物語の中ではブタの方がとんでもなく悪いやつで、三びきのかわいいオオカミがいじめられる、というアイロニカルな内容である。
 家に帰ってから早速、Sさんが読んでくれた4冊のうち、一番面白かった『ぼくだけのこと』をネットで購入。本棚に並べているだけで書斎が少し楽しい感じになる。
コメント
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